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はじめての繭期2021鑑賞ゆるレポ 第五夜【ネタバレあり】

Attention(定期)


 これはTRUMPシリーズ初見の民がその都度叫び散らかすだけの記事です。絶対に未履修の公演のネタバレ踏みたくないので、記事の内容以外の公演のネタバレをコメントに書くという行為は絶対におやめください。守れる方だけ先へどうぞ。

─感想─

 グランギニョルがちょいちょいちらついて辛い。こういうことを言うのは野暮だってわかってるが言わせてもらおう。「早急にあの世界に育児書の実装を求む」。いや無理だろ。ほんとに無理だろ。ダリ卿もゲルハルト卿も全然愛が伝わってなくってよ。立派な跡継ぎには自己肯定感が大事。そのためには幼少期にちゃんと愛してあげることが大事なんだよ!! 

 閑話休題。

 名門貴族フラ家に生まれたことに固執し、身分社会にがんじがらめで思い込みが激しいアンジェリコ。「フラの血」っていってるけれど君だって……君だって……。真実を知ってると余計刺さるし、しんどいかった。ゲルハルト卿とダリ卿ってまぁ一筋縄では行かない関係だったけれど、互いに依存しているようには見えなかったというか、どこか一線を引いてたから上手くいっていたんだろうな。アンジェリコも一回一歩引いてみれば、ラファエロと父親同士みたいな関係築けたかもしれないのに。一つだけの愛が破綻していくあたり、マリーゴールドを彷彿とさせる感じもある。おそろしい脚本だな。流石は末満健一氏よ。

 繰り返し繰り返し「お前はそんなんじゃない」みたいな言葉が投げかけられ続けた今回。結局「〇〇はこういう人間だ」っていうのは妄想でしかなかった。誰かを完全に理解できる日なんて来やしないっていうのにさ。切ないね。アンジェリコのあの感情はクランの中でなくとも綻びができていたろうから、あの時点の殴り合いで止まってたらまだ良かったのになーってつくづく思う。

 それからさ、アレンを探す生徒たちの口から「メリーベル」の名前が出てきてなかった気がするのが不穏。まじで不穏。もしかしてどっかで世界線がずれているような気がしてならない。あの人ならやりかねないもの。

 と書いているうちに時間が差し迫ってきたので今回はここで終了! 配信楽しみます!

〈了〉

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