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三歳で自閉症と診断された次男が1年半でIQ64→IQ86に上がった記録①

「子どもが4人います!」というと、
単純に驚かれることもあれば、「どうして!?」という理解しがたさを隠しきれない反応をいただくときもあります(笑)
そうですよね、手もお金もかかるし、私だってその気持ちわかります。

なのでこれまで、自分の子育てについて、踏み込んだ文章を書いてきませんでした。だって「うわー……大変そう……」って若干、いやだいぶ引かれる様子がすでに目に浮かぶのですよ。

簡単にうちの子4人を紹介するとこんな感じです。年齢はきれいに2歳ずつ違います。


●長男(小四)……高機能自閉スペクトラム症。アスペルガー症候群とも言う。知的な遅れはなく、むしろ天才肌っぽさが垣間見えるほど興味のあるものへの集中力、記憶力が凄い反面、対人コミュニケーションに難あり。発達性協調運動症もあり、体の使い方に不器用さが見える。強めの共感性羞恥心を持つ繊細かつシャイボーイ。今熱中しているのは日本の歴史。習い事は、ピアノ、スイミング、塾。

●長女(小二)……わが家唯一の定型発達。精神年齢が高め。正義感が強く、間違ったことが嫌いだが、自分には甘め(笑) 静かな環境を好むため、発達ボーイたちに囲まれての生活は我慢が多く、日々ストレスを感じている。本当は甘えたガールで、物欲高め。お絵かきが大好きで一日中絵を描いている。習い事は、習字、スイミング、塾。

●次男(年長)……今回のテーマの主役。自閉スペクトラム症、ADHD、発達性協調運動症。三歳で自閉症と診断され、当時は言葉の指示が皆無と言ってよいほど通らない宇宙人で、知的にも問題あり。早期療育&本人の本質発揮のためか、このたび知的障害領域を抜け出す進化を遂げた。だが、自閉症なのとADHDなのは変わらないため、家の中を常に走って跳ね回り、会話は成立しているようで成立していない。予測不能な動きや奇声にたびたび驚かされ、よく電車化している。習い事は、スイミング。

●三男(年少)……左心低形成症候群という最重症先天性心疾患をもって生まれてくる。二歳までに四度の開胸手術を無事受け終わったおかげで日常生活が送れるようになり、現在は普通幼稚園に通えている。循環の負担軽減ゆえわざと心臓に穴を空けているため、街に住みながらも一人高山で生活しているかのような低酸素状態なのだが、それでも走り回ることができるツワモノ。度重なる入院、手術のこともあり、発達はゆっくり。最近はおしゃべりも増え、身体の使い方も上手になってきたところ。


と、この4人をどちらの親の助けもなく、ほぼワンオペ(夫は超多忙)で育てているのでして、これを話そうものなら「大変すぎる…」「身体も心も大丈夫?」と言われてしまうわけです。

決して、不幸自慢や頑張ってる自慢をしたいわけではなくて、今までこんなことがあって、こんな成長を遂げるケースもありますよ、ということをただただ記録として、いま子育てで、とくに発達のことで悩んでいるどなたかの参考になればと思って書いていきます。

大丈夫、大変は大変ですけど、私はこの子たちの個性のおかげで毎日笑わせてもらえるし、幸せに暮らせています。

自己紹介でお腹いっぱいになりそうなので、今回はこのへんで。
次回は次男の診断に至るまでを書いていきたいと思います。

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