【詩】日曜日の朝 ハチ公前の音楽 詩のようなもの
日曜日の朝、
ハチ公前に
ハチ公の背と
同じくらいの
スピーカーを持って、
街に音楽を流していた
おそらく住民ではない
ひとりの市民がいた。
音楽は、ハチ公前の日曜日、
朝の穏やかな広々とした空間に
調和して心地よかった、
と私は感じたが、
仕事前だったので私は
この市民と目を合わせなかった。
調和、雑音、音楽、ひまな人、
このひと、いつ渋谷に来たのかな。
この市民をどうにみなすかは、
あまたの詩をどうによむか?
という事と似ている。
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