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自分を大切にすることを始める

「自分を大切にしなさい」と言われた経験はあるだろうか。
私はお医者さんから2度ほど言われたことがある。
ただ、自分を大切にするとはどういうことかよくわかっていなかったのかもしれない。

コーチングを学び直してから、自分を大切にできない人は、他人を大切にすることはできないと考えるようになった。
自分を大切にすることで他人を大切にでき、その結果、他人から自分も大切にされていくという循環が得られるのだろう。
まさに「大切」の循環が起こるのだと思う。

大切の循環を創ることができている人はどんな人だろうか。

私にはやはりこれも自己基盤がしっかりしている人なのではないかと感じている。

コーチングを学ぶようになり、常に傍らで意識しているのは「自己基盤」という言葉である。
自己基盤はいわば「人間力」
人間力を上げるってどうすればいいのか”
これが私の取り組み始めた課題である。

人間力とは何か?

「コーチング=質問」と思っている方も多いと聞くが、実際は対話のスキルである。
その対話のテーマになるものは、いわば信頼していない人には話しにくいことであることも多い。
だからこそ、コーチには守秘義務があるが、守秘義務があれば誰でもいいというわけではないだろう。

自分が相談をするとなったらどんな人を選ぶだろうか。
コミュニケーションスキルよりも何よりも気になるのは、その人を自分が信頼しオープンハートでいられるか否かではないだろうか。
どんな人なら信頼できるかというやはり、人間力が高い人と言わざるを得ない。

人間力とはなんだろうか。
調べていると辿り着いた先は内閣府の人間力戦力研究会だった。
そのレポートには下記のように記されている。

文部科学省は、近年の教育改革の中で、自ら学び、自ら考える力などの「生きる力」と いう理念を提唱してきた。「人間力」とは、この理念をさらに発展させ、具体化したものとしてとらえることができる。すなわち、現実の社会に生き、社会をつくる人間をモデルとし、その資質・能力を「人間力」として考える。本委員会の採用した人間力の定義とは、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的 な力」ということになる。

内閣府人間力戦略研究会

もう少し詳しく述べると下記のようになるらしい。

具体的には、人間力をその構成要素に着目するならば、
① 「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」、「専門的な知 識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用 力として構築される「論理的思考力」、「創造力」などの知的能力的要素
② 「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」などの社会・対人関係力的要素
③ これらの要素を十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や 成功を追求する力」などの自己制御的要素 などがあげられ、これらを総合的にバランス良く高めることが、人間力を高めることと 言えよう。

内閣府人間力戦略研究会

知的能力要素

学生時代に基礎学力を身につけているとすれば、会社員として働いているより活用することを習慣化させるのは論理的思考力かもしれない。
専門知識は社会人になってから習得するが、それは自己のキャリアを自律的に育てる意識があるかないかで量や経験に変化が生じるかもしれない。
創造力は人材開発コンサルをしていた時も感じていたが、どの企業にとっても課題意識がある部分だが、ゼロから1を作るのは難しくても、日々の業務の改善というのも創造力の一端より発生しているというのであれば誰もがしていることなのかもしれない。

社会・対人関係力的要素

「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」「相互啓発力」といったものが挙げられている。

コーチングはこのコミュニケーションスキルの中に包含されている。
公共性や規範意識などは、子供の時から家庭でも学校でも教育されていることだと考えると、家庭や学校の在り方はとても重要な意味を持つと感じる。

リーダーシップは差がつきやすいところかもしれない。
リーダーシップは人を引っ張る力だと誤解している人も多いが、実際は「自分の信念のもと”意欲”をもって行動できる」ことではないかと思う。その上で、他者の価値観の理解ができ共感的コミュニケーションが取れるリーダーが今求めらていると思うからだ。
そうすると相互啓発力はリーダーシップとリンクしているものかもしれないと思う。

自己制御的要素

「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や 成功を追求する力」が挙げられているが、どうだろうか。「自己受容」なども入ってくるように個人的には思う。
そして、制御というよりも、自己管理能力かもしれない。
実際、モチベーションコントロールや感情のコントロール、レジリエンス(回復力)なども入ってくると思うからだ。
そうすると、この変化の激しい社会においては「柔軟性」というのも入るかもしれない。
「こうでなくてはならない」という考え方に陥らず、時代に応じ自らも変化することを受け止め動けることが求められるからだ。
例え歴史の古い会社であっても、方向転換せざるを得ない環境要因が出てくるなんてことは、これからは日常茶飯事なのである。

人間力が高い人とは?

完璧な人なんていないと思うので、尊敬する人たちの共通点を考えてみたのだが、”人として深みがあり、器が大きく、魅力的に感じる人物”ではないかと思う。
その特徴として下記のようなものがある気がする。

  • 自分軸が明確にあり、信念に基づいて行動する(リーダーシップ)

  • 常に穏やかで話しやすい

  • 感情の認識とコントロールにができ、冷静な判断と行動を心がけている

  • メタ認知ができていて、ニュートラルでいられる

  • 視野が広く、視座を自由に動かせる

  • モラルがある

  • 成長意欲が高く、新しい事象に対して積極的にチャレンジする

  • 「ありがとう」「ごめんなさい」をどんな時も忘れず大切にする

では、どう近づけばいいのだろうか。

私の考えた人間力の磨き方

私が実行すると決めた「人間力の磨き方」はこの7つである。

  1. ロールモデルを見つけ、真似ることから始める

  2. ネガティブな感情や逆境、修羅場などに当たった時は、”課題解決”だと思って常に取り組む

  3. リフレクションを毎週行い、手帳に書いておく(データになる)

  4. 他の人のために、自分がしてもらって嬉しかったことを行う

  5. メタ認知を心がける(そのために視点を変えるトレーニングマインドフルネスを取り入れる)

  6. 学ぶことを継続する

  7. たくさんの人と対話をすることで、様々な価値観にふれ器を大きくする

正直に言ってこれが正しい方法というのは分かりません。
ただ、この7つをこれから始めて、少しでも人間力を高められるように、一人のコーチとして努力したいと思う。