見出し画像

巻き寿司とおいなりさんで、助六。

土曜日いかがお過ごしになりましたか?
私は次回オンラインレッスンの試作で、巻き寿司といなり寿司作りに励んでおりました。
巻き寿司、伝統的な干し椎茸やかんぴょうが入ったタイプと、マグロやアボカド入りの今どきなタイプを作ってみたのですが、我が家では、昔ながらの方が断然人気でした。
まあ、これは好みの問題かもしれないのですが、酢飯には、甘塩っぱい、茶色いものが合うのだなあ、としみじみ。
マグロやアボカド入りのは、さらっと仕上げたのですが、きっとマヨネーズなど使って、もっと味を濃く、甘めにしたらいいのだろうなあ。

おいなりさんは、前回の2種類とは別の3種類の油揚げを準備して、比較検討。
油揚げって、結構違うものですね。おいなりさんの場合は、開きやすさも、重要。

画像1

関西の正方形のお揚げがご近所では売ってないので、長方形のお揚げですが、調べてみると、これで関西風の三角のおいなりさんも作ることができるって。
対角線、斜めに包丁を入れて開き、ごはんを詰め、長い部分は中に入れ込むと、三角に。

画像3

ちょっと大きめです💦

おいなりさんの酢飯には、人参と牛蒡、前回は白胡麻を加えたのですが、今回は黒胡麻で。
折に盛り合わせて、ご近所さんにおすそ分け。

画像2


いなり寿司と巻き寿司の詰め合わせのことを「助六」と呼びますが、江戸時代中期からそう言うようになったんですって。
当時、贅沢禁止の倹約令が出されていて、江戸前の魚を使った握り寿司に代わって、お手頃ないなり寿司や巻き寿司が人気になったよう。
このふたつを詰め合わせた寿司折を、油揚げの「揚げ」と巻き寿司の「巻き」から「揚巻」と呼ばれるようになったそう。

じゃあ、「揚巻」でええやん、という気もしますが、そこは江戸っ子。
一捻りしているのですよね。
お江戸のヒーロー、市川團十郎の歌舞伎十八番である「助六由縁江戸桜」の主人公・助六の愛人、吉原の花魁の名前が「揚巻」。
ここから、お寿司の揚巻も歌舞伎の助六の人気にあやかるように「助六」と呼ばれるようになったとか。
お江戸の町衆も、歌舞伎見物しながら助六食べてたんでしょうね。

おいなりさんも巻き寿司も、ほぼレシピが固まってほっとしております。
あとは、zoomのデモンストレーションをどう組み立てるか。
結構、手間暇かかるので、順序などもよーく考えないと。
わかりやすくお伝えできますように。


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?