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日本人が経験するアメリカの非道は、台湾有事だけではない。いままでもあったんだけど、あっというまに見えなくなってしまった。見ると怒られるんだ。だから言わないけど。それもファシズムだ。多くのひとは、ファシズムだと認識できない、漫然としたファシズムの中に暮らしている。

ひとの心には枠があって、その枠から絶対出てこないひとがたくさんいるんだ。311以降、私はそれを知った。多くのひとは、枠の外になんか興味はないのだろう。私はしだいに枠の中のほうに興味を持てなくなっていく。枠の中にも良いことや楽しいことはたくさんあるんだけどね。大事なこともたくさん。

なんだかひどく投げやりな気分になるのだ。どうせ、枠の中のことだから、みたいなね。枠の内と外をずっと行き来しているような気分になる。枠の中にいるときは、枠の外の世界なんか全然知りませんよ、という顔をして生きている。

枠の外に出ていってしまったひともいるよ。異邦人のように生きている。私もそろそろ諸事情で、枠の外に出なければならない。今回も無事に生きて帰れるといいけど。帰ってきたらまた、「枠の外の世界なんか知りませんよ」という顔をして生きていく。


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