イラスト3

創作オリジナルをぼちぼち

こんばんは。ここのところ年末進行のお仕事が終わって趣味のほうへ走っています。ヘッダーは色を塗り途中の『落日の残照』のイラスト。今日はなんだか雑多でとりとめのない話をぼろぼろしていそうです。

まず、DaVinci Resolve16で動画の練習をしてる。

チュートリアル動画がYoutubeに大量に出回ってて、Udemyでも有料であるので、マンガ動画もCM動画も、いくらでもなんとかなるのではないか。やりゃあまあそれなりにできる。たぶん。すごい上手くはないけど、形にはなる。あとはやる気と時間の捻出か。中東風のかたが少し訛りのある英語でチュートリアル説明しているのを観ていると、英語ってすごいなあ。英語しゃべれるだけで地球の多くのひとびとと会話ができるって、本当にすごいことだなあ、と、英語勉強の決意を新たにしています。

漫画の勉強も漫画の描き方コミュニティでしてるのですが、たいへん興味深く、勉強になります。漫画って、正解が無いじゃないですか?いまさらだけど。しかも年代によって編集さんや周囲から言われることも全然違うし、流行もあるし、いや、流行ですらわりとどうでも良かったりもするし、なにが売れるかも誰にも予想できないし、プロの技がすごいこともあれば、インディーズのかたのほうが唸ってしまうようなものを描くこともあって、なにもかもが不確かなんだけど、たぶんそれゆえに水が澱まなかったのだろう。

それでいいじゃん。良かった正解が無くて。

みたいなのが共有されたのが良いし、なんだか、すごい。昔は、そうは言ってもなんらかに囚われていた気がする。

今描いている創作オリジナルは、あれやったら売れない、これやったら売れない、と20年間言われ続けてきたけどやりたかったことを全部やろう、と思って描いてます。たとえば、人物遠すぎると電子書籍にしたときのバナーやアイコンが小さくなっちゃうから売れない、とかな。肌にシアン載せちゃダメ、とか。漫画は上手くなりたいんだけど、自分にとっての上はどっちなのか。無重力空間の宇宙でくるくる回ってどこが上なのかわかんなくなったこともあったけど、自分の行きたい星を目指すことに躊躇しなくてもいい時代が来たんではなかろうか。漫画の描き方コミュニティに入っていると、そんなふうに思います。

あとつくづく変わったな、と思うのは、下の世代の作家さんたちと接していて、とにかくジェンダーが動いたよね。すっごく!

私がアシスタントに入った20年くらい前はさ、上の世代の女性漫画家さんの多くは、結婚したり出産したら漫画の仕事辞めちゃってたんですよ。仕事か結婚か選ばされてた。結婚するだけで、旦那様が、やっぱり奥さんに仕事やってほしくない、って言うから、みたいな理由で、仕事を続けられなかった。結婚して出産しても、家事も育児も介護も女が当然やり、仕事やりたい場合は四方八方平謝りしながらそれもやる。うちの地方は、そもそもお祭りとか寄合で、女は同じテーブルにつけなかった。家長である祖父が羽織の着物を着て奥の間の一番奥に座って、女は料理を運ぶか、酒を男についで回り、一番下の席で最後のほうでささっとごはんとかきこむ。あるいは台所で食べた。お給仕するときは、歩く時も身をかがめて歩くのね。忍者のごとく。そんな有様だったので、若いかたが多いコミュニティに入ると、なんていうか。

前近代ワールドから現代へ異世界転生状態。

で、今も異様にジェンダー基準値が低い状態で生きている。この前も漫画コミュニティ入るときについうっかり、「私みたいなおばさんも入っていいのかしら」と言ったら相手のかたに「いまどき年齢なんか関係ないです!」ってちょっと呆れ気味に言われ、もはやこっちが女性差別とか年齢差別しているかんじです。あっハイほんとすみません。もう若い女性の足を引っ張らないように、余計なことを言わずに黙ってようって日々思っています。

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