ゆらゆらと
人生には目標があったほうがいい
気ままに生きたほうがいい
足るを知ったほうがいい
現状に満足しないほうがいい
やりたいことを見つけたほうがいい
やりたいことなんてなくてもいい
世の中にはいろんな「したほうがいい」あふれてる。こうするといいよ。ああするといいよ、と。
そのなかで両極にある考え方にふれるとしばしば混乱する。あれ、どちらかと言えばこっちのスタンスをとっていたけど、こういう考え方もあるのか、と。正解不正解や良い悪いはないとわかっていても、中には反対側の考え方をはっきり否定する人もいるから、ますます混乱する。
私はすぐにゆれてしまう。ゆらゆらと。ふらふらと。ぷかぷかと。ぷかぷかはちがうか。
どっちもわかるなぁと思ってしまう。
そう、どっちもわかるんだよね。
わかるからこそ、ゆれる。
でも、ゆれててもいいのかもしれない。両極の考え方を受け入れられるって、考えてみたらおトクだ。ラッキーだ。そのときの自分に合った考え方を用いることができるから。現状に満足できなくて苦しいときは「足るを知るだよね」と声をかけられるし、のんびりしすぎてたら「現状に満足していいの?」と鼓舞することもできる。
一言で言えば「都合よく」ということなんだろうけど、自分の人生がよりよいほうに進むために、いろんな考え方を、都合よく取り入れてもいいんだと思う。それをとやかく言う人はいない。
いっぽうで。
「自分の考えやスタンスをいったんは持っておいたほうがいい」という考え方もある。それもわかる。ああ、ここでもゆれてしまう。
「そのときの自分にとっての正解」を探すのは、とてもむずかしい。
今日はゆらゆらだ。
結論が出ない日も、たまにはいいのだ。
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