台湾映画『月老 また会う日まで』日本の曲も登場するロマンチックファンタジー
台湾映画『月老 また会う日まで』の限定上映に行ってきました。
限定上映は、上映日数が限定されているもので、チケットが残っていれば、どなたでもご覧いただけます。
映画は、ロマンチックファンタジー。
輪廻転生や死生観など、日本とも重なる部分があるので、登場人物が思っていることや空気感を共感でき、一緒に笑ったり、泣いたりをすることが出来る、素敵な映画でした。
映画の途中に、BABYMETALの「ド•キ•ド•キ☆モーニング」が使用されていて、楽曲を背景にして、登場人物たちが月下老人(恋の仲立ちをする人。中国の故事に由来している)として活躍するシーンは、とても楽しいです。
聴いたことがあるイントロが…と思ったら、まさかの日本の音楽で、ちょっと驚きましたが、どこの音楽か?ということではなく、そのシーンにマッチした曲が、日本の楽曲だったという感じで良かったです。
好きです…。BABYMETAL
BABYMETALの他にも、日本のさまざまなコンテンツが会話の中に散りばめられていて、観ていると思わずニヤりとするなど、物語の本筋とは異なるところでも楽しめるところがたくさんあります。
主人公の年代は、おそらく20代後半ですので、その世代の人たちにとって、どのコンテンツが刺さっていたのか、などが分かり興味深かったです。
『月老 また会う日まで』は、日本でもリメイクされた『あの頃、君を追いかけた』などのギデンズ・コー氏が監督を務めています。台湾のアカデミー賞とも呼ばれる金馬奨、昨年の第58回金馬奨では11部門にノミネートされています。
セリフの小ネタの面白さだけではなく、作品全体にコミカルさがありながら、甘酸っぱい気持ち、人生のビタースイートさが散りばめられていて、観ている途中から涙が止まりませんでした。心が温まりながらも、どこかに寂しさとほろ苦さがあり、家で観ていたら、おそらく私は嗚咽しておりました…。
テーマ曲は、WeiBird 韋禮安が担当しています。
日本語バージョンもYouTubeで公開されていますが、映画のモチーフがたくさん歌詞に登場し、思い出して泣きそうです…。
「赤い糸」/WeiBird
WeiBird 韋禮安は、台湾のシンガーソングライターです。
2011年の第22回金曲奨(Golden Melody Award)で、中国語アルバム賞、中国語男性シンガー賞にノミネート。新人賞を受賞。
2015年の第26回金曲奨(Golden Melody Award)で、中国語男性シンガー賞にノミネート。
2021年の第32回金曲奨(Golden Melody Award)で、年間アルバム賞、中国語アルバム賞、中国語男性シンガー賞にノミネート。
名実ともに、ものすごいアーティストです。
お恥ずかしい話ですが、私は第32回金曲奨ノミネートに際してアルバム『Sounds of My Life』を聴いて、ファンになりました。
ぜひ、映画では音楽も楽しんで頂きたいです。
台湾映画『月老 また会う日まで』は、4月24日(日)もお楽しみ頂けます。アクアシティお台場にある、ユナイテッドシネマアクアシティお台場で、限定公開していますので、ぜひ足を運んでみてください。
詳細は、こちらのサイトからどうぞ。
映画テーマ曲のオリジナルバージョンは、こちらです。
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