帯(たらし)考

帯と書いて「多羅斯(たらし)」と言う。
古事記序文にわざわざ明記されるこの「たらし」


おおい、肉が多いとも重夕とも解釈される


あみ、つらなる、うすぎぬ


さく、これ

この三文字を総合して解釈すると
3つ考えられる。これは多が肉か夕かで変わるため。
①夕べの場所が重なる所を割く
②網で捉えた沢山の肉を分ける
③沢山の連なる層を裂くー断層


儀礼の時に用いる前掛けの巾それを腰帯につけている形

実は、①②③に共通する場所がある。
①が意味するのは、秋分春分である。
日没の場所が折り返す場所。
②の意味するのは、渡り鳥を網で捕まえる場所。
秋の渡り鳥の飛来は、日本海の潟と湖。
③では日本は断層だらけだが、その大露出帯は糸静構造線フォッサマグナである。

以上を満たす場所、諏訪湖だろう。
諏訪大社には春宮秋宮がある。
古代の時間の管理をしていた位、国の中心であったと推測している。

帯を垂らすとは、水か砂を垂らして時間を計測していたことを象徴していると考えられる。

玖沙訶は、方角を知るのに重要なもの。
多羅斯は、それから割り出す時間。

古事記は、天文が中心神である世界を軸に、時間の計測法や計測器、季節、風、雨など天候も含めた時により移り変わる神々の姿を描いているのだと思う、




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