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BookFanMeeting 丸の内の模様 その2

赤堀さんのお話は3つのパートに分けてHPにアップしています。とても面白いエピソードに溢れています。ちなみに終了後に2次会も開催して、最後までお付き合いいただきました。本当にありがとうございました。写真の下にお話の抜粋を紹介しています。

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<抜粋>

「うそつき光秀」は合戦シーンが物凄く少ないんです。歴史小説の華って合戦シーンなんじゃないかと、僕は思っていたんですけど、合戦シーンがいいと興奮しますよね。今回の大河ドラマでも、太鼓の音と、声のリズムでみせるなど工夫を凝らしてましたね。私なんかはこういうのを見て、面白いな、今までになかったなぁ、と思うんですけど、まわりの若い子にきくと、「合戦シーンが長くてたるい」と言うんです。合戦シーンがつまらないの?演出が気になるの?と聞けば、「合戦で槍突いたりして、ヤーとかワーとか言いますけどあれいりますか?」と言われてしまって。歴史好きではない者からいうと、合戦シーンはいいから、女同士でいがみ合ってるシーンとか、男同士のやりとりで緊迫感あふれるハラハラするシーンとかを書いて欲しいと言われまして。要するに人間ドラマのほうですね。それで歴史小説をあんまり読まない世代にはそっちのほうがよいのかなと、この『うそつき光秀』では合戦のシーンを極力減らしました。でも歴史好きの層にはまずかったのかなと、後で思ったりもしましたけど(笑)

文学賞候補を読んで感想を書いていきます。今後の本選びの参考にしていただけると嬉しいです