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クラファン記録・外伝1

あー、梅雨もあけたか、暑いです。うちは1階のクーラーが壊れてて、もう3年くらいクーラー無しで台所仕事もなにもやってるので毎年熱中症との戦いですw 今年やっと、家電メーカーに勤めだした長男に少しお安く手配してもらえることになって、あと1週間のガマンと言うところまで来ました。もう年々耐えられなくなってきたわ、半世紀生きてたらw

さて、今日書くのはクラファン記録本体ではなく外伝と銘打ったのですけども、そんな息子3人のいるわたしのお話。

既出の長男は去年就職して関東にて一人暮らしのため、実質うちにはいまふたりの息子がいます。

これも男脳のなせる技なのか、フルに仕事しながら続けて子どもを産むことが出来なくて、1人が「自分である程度自分のことが出来るようになる」6年ごとにひとり、というペースでうちの3人は産まれました。

うちにいるふたりのうち、上の子がいま高三。はい、受験生です。

彼は俗に言う不登校の子です。

とはいえ、高校を続けられるギリギリの出席と単位はとって、いま3年生になれています。目下の目標は卒業。

中学のころから休みがちではあったものの、わたしは「明るいひきこもり」という名をつけて呼んでいたくらい、至って健康で優しくて顔色もよく、わたしとも仲良いです。

髭男のアルバムをかけながら仕事してたら、彼のいる場所からも同じアルバムが聞こえてきたりw

「ちょっと母仕事忙しくてフラフラやからごはん作る余裕なくなった。ラーメン食べに行く?」「いいねー」

みたいなやりとりが常です。

反抗期らしからぬ、普通に優しく、わたしと出かけることもいやがらず、かといって依存もしない。(これ大事やと思っています。お互いに依存しない。)

ただただ、学校生活というものにリズムが合わないだけなんでしょね。パンを奢ってくれる友達もいるみたいですw(不登校には理由はいろいろあると思うけど、別にそこは深刻に悩んでなくて、今の高校への進学も本人希望。)

2年から3年に上がる時も、担任の先生から「もう言いたくないことだけど、本人のためにも家計のためにも、転校先を確保した方がいいかもしれないです。」と言われたほど後ろがありませんでしたw

でも、「いや、絶対やりきる。3年に進級する。」と言い切って、3年になりました。

いまも、3年の一学期が今日で終わりですが、これまたもう後がないほど休んでますw

なのですが、本人は

「まずは卒業。そして同時進行で進学(大学受験)のための勉強。最悪、卒業だけでもすれば、来年受け直せるよね。」

「おお、そのとおりだ。なんせ卒業したいんならそれをいちばんに優先しよう。そして今年無理っぽいなら一浪くらいしたっていいじゃん。」

「今年、受けれるレベルの大学が産近甲龍でなければ、浪人して1年勉強して、上のランク目指してみたい。」

なんやろ、ほんまにわたしの子かな。

あ、わたし高卒です。しかもそこからフリーターしてバンド少女でしたw

でも、自分がいまなにを大切にして、どこを目指すべきなのかを、世間の情勢も含めて冷静に客観的に決めていくっていうのは、ほんとに大事だなと思うんですね。

不登校がひどくなりだしたとき、わたしは何度か本人に言いました。

「高校通うのがつらすぎるなら、辞めて他の道に進んだっていいんだよ?なんぼでも生き方はあるんだし。」

でも彼は「いや、高校は行く。卒業したい。で、進学したい。」

なら、どうすれば出来るかだよねと。

よくがんばってると思います。そんな奴の懇談がありまして。三者面談ですね。

今年の担任の先生も、とてもしっかりとサポートしてくれて、「わかりました、卒業したいんですよね!じゃあ必ずサポートしますから!」と。

教室を出る時、いつも小さい声しか出さない次男が

「ありがとうございましたー!」

って大きな声で頭を下げて、ちょっとわたし泣きそうでした。

あ、この子は社会に通用する人間になれるわ、って。

そして帰り道、

「そういやオリンピックは無観客でやるんよな?」

「そうそう。せやけどあれや、空港に到着した選手団にファンが無理やり駆け寄って無茶したりしてるってネットニュースに上がってたわー。」

そうわたしが言うと、

「もうなー、そういう人いちばんあかん。そんなんファンちゃうねん。ほんまにファンで好きやったら、そんなことして迷惑かけへんやろ。そんなん好きって言えへんねん。」って息子が言うたんですよね。

「ほんまに好きやったら相手に迷惑かけるようなことしたらあかんやろ。

オリンピック選手は、4年に1度のチャンスしかなくて、そこに合わせて自分を最高の状態にもっていって、生まれた時からそれだけを目標に打ち込んで生きてきたような人らやん。無観客でもやれるのは選手がいちばんうれしいやろう。なんや、やらんかったら違約金がどーのとか、いろいろあるんやろけど、選手のためにやってあげれるのはええな。」

そう言うてました。知らん間に大きくなってたこの子。

そして街中でどこからか流れてきた「うっせえわ」。

「わたしさぁ、この歌は批判されたりもしてるけど、別にあかんことないと思うねん。言葉使いが悪いだの、子どもが口ずさんで困るだの、いろいろ言われてるけどさ。」

「あーね。」

「でもな、これってあれやろ?社会に出たばっかの若者が、上の人とかへの文句いうか、そういうやつやん?わたしそれやったらコーヒーとシロップのほうが好きや。あの表現のほうが好き。」とわたしが言うたら

「コーヒーとシロップ好きやで。」息子。

そういう話をしながら帰路につきました。

安定の仕事なくてヒーヒー言いながら毎日ヘロヘロでも、子どもの受験は待ってくれないし、三者面談もあるし、卒業できるように残り単位も計算しなくちゃいけないしw もちろん毎日の三食と洗濯もしなきゃいけないけど、

でも、

「あ、修学旅行なくなったから、10万ほど積立のんが返ってくるみたい。それで大学の受験料払えるねw」って言ったら「あー、よかった。高くつくからなー、1校受けたらPS4買えるレベルやもんなー。滑り止めとかアホみたいに受けたらすごいお金かかるし、産近甲龍より下の滑り止め受かったところで結局意味無いから、無駄なお金使わんと決め打ちで受験しよかな。それでいい?」

あー、親孝行な子だよ。びっくりだよ。誰の子だよ。

おかん、がんばってお金の心配させんでいけるようになるからな!

待っとけ!(待てないwもう受験目の前w)

そんなわたしと息子のオススメの

「コーヒーとシロップ」By.髭男

よかったら聞いてみてください。ググってねw

我が家で最強にて最悪な、三男坊の話はまたいつか。

さあ、今日はいまから支援してくれてる人みんなにメッセージを送らなきゃだ。

73人やで。わたしそんなに大切に思ってくれる人達おってくれたんやと思うとまた涙出そう。ありがとうね。

じゃ、また。


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