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一人ではなく独りでもなく

仕事の定休日、そして連休。だが、私は台所でお粥を作っていた。自分のためではなくて誰かの為にである。私はゆっくり息をついた。「完成した…」後は天音ちゃん達を待つだけだ。ついでに夕食も作っておく。

私は今は独り住まいだが、一人ではない。私はこれまで色々あったが恵まれる様な事があって今に至る。お粥は上司の方の為に。面倒くさがられても、作った。天音ちゃん達は大丈夫ですよ。と、言ってくれたので、少しほっとする。

~数十分後~

「お待たせしました、多田さん」息を切らしながら、玄関の映像から天音ちゃんと茜ちゃんが来てくれた。「大丈夫よ、殆ど準備は終わったからね」「「やっぱり」」二人共に同時に同じ言葉に。「今から店長の部屋というか△△室に行くけれども、本当に良いのかしら?」「両親と両親がこの建物の管理者の方には伝えてあるのでマスターキーは使えます。使いおわったらすぐに返しますし、両親にも連絡しますね。後は店長さんにメモを残してから多田さんの家に泊まるのも伝えます」「そうだね」

「それなら、ささっと行きましょうか」「はい」「行きます」店長の部屋の方に向かう。念のためインターフォンを鳴らす。うーんやはり反応無しか。「それでは、天音さんよろしくお願いしますね」「はい」マスターキーで施錠が解除。ほぼ同じ間取りなので先ずは、店長の寝室に申し訳ないけど様子を確認する。どうやらぐっすり眠りについている…少しほっとした。休み前に店長が、とても辛そうだったから。そしてリビングへ二人は持ってきた食べ物の篭やらとメモ帳を置いていた。私の作ったお粥の入ったのもおいてくれた。「二人とも有り難う。じゃ、すぐに戻りましょう」「そうだね」「はい」小さめの声で話した後は、直ぐに私の部屋へと戻った。

~部屋に戻った後~

私達はゆっくりおしゃべりをしていた。夕方にさしかかって今日は二人共に夕ご飯と私の部屋にお泊まりするのだが、そろそろ店長から連絡が来そうだなぁ。「お二人共そろそろ店長が起きそうだから、連絡来たら一緒に色々話ましょうね」「はい」「分かりました」その後は……。予想通りにほんの少し色々話してからお大事にして欲しい旨を三人で念を押してから私の休日の日をゆっくり過ごしたのだった。




あとがき

10月末に一度upしたのを完成させ再upしました。雨と体調管理にお気をつけてください。(再upのときは雨天でした)



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