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つきかぜ
2022年10月27日 10:41
街路樹として植えられている銀杏がすっかり緑から金へかわっていた。何かへの反応が億劫な朝の通勤だがそれだけが少し気になる。同時にカラーリングのせいでちょっとガサガサとした自分の前髪が、朝日によって更に金糸のように、銀杏と同じ色に透き通って視界を遮っている。光源の面白さが勝り、ものぐさな私はそれをそのままにした。最近、なにかに反応することが億劫になっている。抗うことだったり、同じ話題の新鮮さのない