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2023年2月の記事一覧

それでも「勉強してください」と語るべき場合について

 というわけで、2023年の2月も最終日である。いつものことながら、今月もあっという間に終わってしまった。 (※録画視聴パスは、2月1日のエントリより取得できます。)

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「個人的なこと」は本当に、「政治的なこと」になってしまった

 知識人や言論人の「言ってることとやってることが違う」のは許されてよいか、といった話題を目にして、これは昔よく考えたことだなあと、懐かしく思い出すなどした。

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勉強の「コスパ」について

「子供に対する教育投資は、実はさほど意味があるとはいえないのではないか」といった意見を最近はしばしば見かけるようになり、そのことをきっかけとして、「勉強のコスパ」について少し考えてみるなどした。

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私たちは何度でも「戦艦大和」を出撃させる

 久しぶりに2時間たっぷり喋るツイキャス放送をやったところ、昨今の世情の酷さに対する嘆きのあまり、またも悲憤慷慨亡国警戒おじさんになってしまった。 (※録画視聴パスは、2月1日のエントリから取得できます。)

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学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし

 昨日のエントリでは憲法学習者の「もやもや」解消本として『憲法問題入門』を紹介したわけだが、そこで摘示したこと以外にも、憲法学を勉強してみた人(の一部)が同様に疑問を抱えてしまいがちなポイントは多くある。たとえば、この分野について学んでいると必ずどこかで耳にすることになる、「憲法は国民の国家に対する命令であって、国民に義務を課するものではない」といった通念はその一つであろう。

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中級者のための「もやもや」解消本~『憲法問題入門』短評

 けっこう前のツイートだが、今回はこの『憲法問題入門』の紹介をやってみることにしよう。

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教育と自由に関する、ごく当たり前の話

 昨日のエントリで述べた「子供に関するナイーヴな理想化」にしてもそうだが、このような少し考えれば愚にもつかない与太話だと直ちに知られる妄説を、教育程度ならば相当に高いはずの人たちまでがしばしば信奉してしまいがちなことの背景には、やはり日本の人たちの原理原則にまつわる思考の弱さということが関わっているのではないかと、個人的には思われる。

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垂直と水平ーー「丸木舟とUFO」感想

垂直と水平ーーそれが映画「丸木舟とUFO」を観た感想だった。  船底から見上げる人々の顔は、くり貫きの木造船となったリュウキュウマツが獲得した新たな視線だ。亜熱帯の森に屹立し続けた大木が他の樹木とヒトのために身を横たえて余生を過ごす。森から海へ。立つことから横になることへ。  その姿は、公民館ちかくでUFOを探すために身を横たえる久宇良の人々の姿にも重なる。他者のために、この土地のために身を横たえて星空を眺める。  そんな日常を青く俯瞰する視点が時折挿入される。人には叶

子供に関するナイーヴな理想化の底にあるもの

『仏教と儒教』を読んでいたら、「なお迷人の方に依るが故に迷うも、もし方を離るれば、則ち迷いあることなきが如し」という『大乗起信論』の有名なフレーズを見ることになり、そこから本覚だの不覚だのといった用語のことも、懐かしく思い出すことになった。いわゆる本覚思想と「ありのまま」信仰の関係といったことについては、大昔に色々と益体もなく考えを巡らせていたこともある。  そんな楽しい読書会の余熱も冷めやらぬまま、ふとツイッターを眺めていたところ、「そういえば日本の一部の(?)人たちが懐

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「編集権」と呼ばれているが、実際には「編集の自由」というべきアレについて

 この「編集権」というのは、一般人にとっては実際のところよくわからないものではある。

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待っているだけでは起こらないこと

 バレンタインデーというタイミングではあるのだが、そんなことはいっさい気にせず、我々は『仏教と儒教』の読書会をやっていたのである。やはり哲学の話はよい。形而上学的な話を存分に語り合うことによってしか、得られない養分というものはたしかにある。

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私たちはクソデカ感情を発生させたい

 最近はブルーアーカイブというゲームの実況をむやみやたらとやっているのだが、「ストーリーがよい」と評判のこのゲームのメインストーリーをそれなりに見てきたことで、久しぶりに「物語」が人間にもたらすものについて、考える機会をもつことになった。

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民主主義が本当に「死ぬ」ことのないように

 一部SNS等において、性的少数者に関する議論に全集中している方々を見て、「民主主義」の現代的なあり方に関する、従来から指摘されていた懸念点がそのまま当てはまっているなあと思うなどした。

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「健康第一」の罠のこと

 先日のエントリでは食事について書いたけれども、もう一つ私にとって(というか、たぶん多くの人にとって)身心の健康を維持するために大切なのは、もちろん運動である。これをしばらくさぼっていると、身体が重く怠くなってくるのは当然なのだが、同時に精神面でも好調とはいえない状態になってくる。そのように、どうも気持ちが上向かないなと感じられたときに、敢えて少し無理をしてジョギングなどに出てみると、翌日には身体だけでなく心までも明らかに軽くなっているのだから、やはり「身心一如」というのは事

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