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”違う”という孤独

”違う”という孤独

子どもの頃の話しです。
小学校生活は3度の転校がありました。
転校生というのは、どこへ行っても注目の的です。
持ち物からはじまって、、
学習スタイルから生活、言葉まで違うことがあり、
その土地に”馴染む”までというのは、
子どもの世界でも、とても孤独な状態になります。

私は、
ひたすら周りの状況を観察しました。
誰がリーダーで、
何がルールで、
どういう空気が流れているのか。

余計な言葉は口にしません。
子どもの頃は吃音症だったこともあり、、
ただ黙って様子を見るだけ。

最初に声をかけてくれる子が現れるまで、
数日から数週間かることもありました。
それまでは、どんなに好奇な眼差しで見られても
ヒソヒソ話しが聞こえても、孤独に耐え続けます。

ひとは、、
”違うもの”に反応するらしい。

肌や髪の色、言葉、服装、持ち物、
個性を大切にとか、違いが強みだとかいうのは
大人になってからの話しです。
子ども時代は、みんな同じ方が安心する。

だから、
大きく周りと違っていたりすると、、
何となく浮いてしまったり、
時には排除されてしまったりするようです。

ヒーローは群れない

ところが、、
子どもの頃に見るテレビや漫画には、
必ずと言っていいほど、ヒーローが登場します。
戦隊ものから魔法少女まで、
様々なヒーローのタイプがありますが、
ヒーローは正体を隠しながら普段は生活し
安易に群れないという設定が多い。

ヒーローには孤独が似合います。

世界の平和のために悪と戦いながら、
実は、自分の中の孤独とも戦っている。
私は、ヒーローを目指すことにしました。笑

”誇り高き獅子”のように、、
というのが私の中の勝手な自己イメージです。
背筋を伸ばし、何があっても動じない。
強靭な精神をもち、困難は逃げずに乗り越える。
決して泣かない。
孤独を…積極的に受け入れると決めました。

望まない孤独と望んだ孤独

私はヒーローを目指しているから、
みんなと同じでいる(集団に入る)ことを
羨ましいと思わないし、必要ではない。
そう決めると、、
何故か人が集まってくるようになりました。

不思議ですよね。

強い意思や、明確な目標がある人
そういう姿勢に人は魅かれるようです。

私はだんだんと、、
自分ではどうしようもなかった孤独から、
”孤独が似合う”という設定の、
孤独ではない人になりました。

とはいえ、
子どもの頃に感じる孤独感と、
大人になってから陥る望まない孤独は、
そこからつながる問題が違うと思います。

子どもの孤独からは、
仲間外れや、虐めの問題、現代は暴力行為より
不登校や引き籠りからくる社会的な孤立でしょうか。
一方、大人の孤独は、
人間関係がうまく構築できないことから、
経済的困難な状況になり生活困窮者へ転落したり、
うつ病や自殺の問題へ発展したりします。

望まない孤独は、
大きな社会問題なのです。

孤独をなくしたい

私は、
ヒーローになるという目標を持ったことで
自然と心が鍛えられ、
孤独から抜けることができました。
たまたま出会った、、
一冊の本や映画や何かで、、
価値観が大きく変わる、可能性がある。

もちろん、
人との出会いだって大きな影響があります。
今までと全く違うものの見方や解釈を知って、
大きく成長したり、成功に繋がったりします。

ひとを救うのはひとなんだ。

他人や人々がもたらす影響が、
良い影響であるようにと願っています。

ほんの少しずつでも、優しさを分け合い…
温かい人間関係が広がっていけば、
子どもも、大人も、孤独にならない、
”人がより良く生きられる”
温かい社会になるのではないかと思うのです。


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