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境界線に惹かれる

「境界線」なる概念が好きである。国境、都道府県の境目、日付変更線、2021年と2022年の境目。〇〇学と△△学の境目。気候区分の境目。「DOD3」に出てくる海の国と山の国の境目。
例を上げればキリがない。
いつ頃からそんなものを好きになったか、記憶は定かでないが、ずいぶん昔から地図の境界線を眺めては心のなかでニヤニヤとしていたと思う。

旅行などで都道府県をまたぐことがある。境目にさしかかり、「ここから先は〇〇(都府県)」と思うと、どういうわけかワクワクしてしまう。
旅行にいかずとも、地図サイトでベーリング海峡やその間にある島を見て、ニヤニヤする。(この島はどんな感じなんだろうか?)
年末年始に関していえば、年を跨ぐときに聞いていた曲を覚えていることもある。そして年明けのニュースではだいたい「昨年~」と言い出すので面白いものである。
春分の日・秋分の日は特別なことこそしないが、不思議な気分になる。
韓国のソウルはちょうど温帯と亜寒帯の境目のような気候である。wikipediaを読んで思わず興味をそそられる。

なぜこうなのかと聞かれても説明するのは難しい。ただ、何かが変わる瞬間に惹かれるのかもしれない。

国境や都道府県の境目といえば、「飛び地」なるものにも魅力を感じる。有名な飛び地といえばイギリスのジブラルタル、スペインのセウタ・メリリャ、アメリカ合衆国のアラスカ州、日本であれば和歌山県の北山村や東京都の練馬区だろうか。ある国(都道府県)の中に、別の国(都道府県)が入っている異質さに面白みを感じるのかもしれない。
飛び地に関しては、やはり一定数惹かれる人はいらっしゃるらしく、調べてみれば色んなサイトがある。

世界飛び地領土研究会

都道府県市区町村(自治体の飛び地)

下の方の「都道府県市区町村」というサイトは、日本国内の飛び地以外にも、いろんなデータを載せており、大変興味深い。眺めているとあっという間に時間が経ってしまうだろう。

2022年はあと2ヶ月。今年の"境界線"はどんなふうに過ごそうか。

10月の「13月の金曜日」です。写真はそれっぽいものにしました。