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【スターチスの枯花 〜不変の記憶〜「大園玲」】5話

⚠️閲覧注意⚠️この先ストーリーが進むにつれ、読む人によっては不快な内容が含まれます。

相変わらず大学では一人ぼっち。
今までは家に帰ったら○○が居たから耐えれてただけなんだって気づいた。

『ねぇ〜誰か居るんだけどぉ〜』
『いいじゃ〜ん関係ねぇよ〜』
『確かに〜ねぇ〜ちゅ〜して〜?』
『しょうがね〜猫ちゃんだな〜』

なに昼間から発情してんのよ......。
ほんと気持ち悪い。

『あれ〜?よく見たら大園じゃ〜ん』
『誰〜?』
『誰とも話さねぇくそつまんね〜やつだよ笑笑』
『え〜つまんな〜い笑笑』
「すみません、もう出るんでお好きに」

でも今の私にはそれすらも羨ましく思えた。

「.....○○に会いたいな」

売店に向かう途中、ハンカチが落ちてるのを見つけた。薄ピンクの可愛いハンカチ。

「......事務局に届けなきゃ」
「はぁ!?おい何あたしのハンカチ盗ってんの?」
「え?」

聞こえてきたのはいつもちょっかいをかけてくる3人組のリーダー格の子だった。

『お前、まじで人の彼氏も取っておいてまだ私から盗るつもりなんだ?まじキモイんだけど』
「いや落し物届けようと」
『言い訳すんなよクソビッチ』
「.......ごめんなさい」
『もういいわそれ捨てといて』
「でも....」
『お前みたいなやつが触ったのなんかいらねぇよ』
「.......」
『あーまじ最悪.....』

いつもなら気にせずに居られたけどもう限界で溢れてくる涙が止められず、1人になれる場所を走って探した。

「はぁ.....はぁ..........ここ」

足は自然と○○と初めて会った場所に向かっていた。
校舎裏にある庭園は元々○○が管理してた庭園で、自主退学した時に引き継ぎ手が居らずそのままになっていた大事な場所。

「まだ残ってたんだ.....」
「あれ?玲?」
「先輩!どうして?」
「玲こそ....もしかして玲もバイト?」
「いや....バイト?」
「うん。ずっと放置してたここを片付けるからってバイト募集してて暇だったから来たんだよ」
「うそ......」
「ん?なにかまずかった?」

もう涙は止まらなかった。

ーーーーーーーーーーー

「そっか.....それは辛かったね.....ごめんね知らず....」
「ううん.....言ってなかったのは私なので......」
「ごめん.....」
「それに大学が決めたことなら逆らえないです......私には管理もできないので.....」
「玲.....そうだ!この辺に最近できたスイーツ屋さん行こう!玲の好きなイチジクのパフェ見つけたんだ!」
「ごめんなさい....今日はそんな気分になれなくて....」
「そう.....だよね.....」
「気を遣って貰ってるのにすみません......」
「いや!僕は別に!」
「ありがとうございます....帰ります」
「1人で大丈夫?送ろうか?」
「いえ....1人になりたくて....」
「分かった.....気をつけてね」



「うっし.....いい感じに追い込まれて来てんな.....」
『せんぱーい』
「おー!今日も上手くやってたな」
『こちとら楽しめて金も貰えるんでまじ助かるっす』
「あぁそうだな....あ、そうだ今日は頑張って貰ってる君にボーナスをあげるよ、こっちおいで」
『なんすk』ボコッ
「てめぇボコッ...何回言ったらボコッ...分かんだよ、学校で話しかけんなっつってんだろ、あぁ?」
『うぐっ.....すみません.....』
「次話しかけたら顔イッてやろうか?どうする?」
『顔だけは....ふっ....勘弁してください....ふっ....』
「調子乗んじゃねぇぞ、まじで」
『すみません.....ふっ.....』
「早くどけよブス」



















【豢苓┻の仕方】
豢苓┻をするには下準備が重要です。
順を追って説明すると

1.対象者を孤立させる
2.対象者から諤晁???蜉帙r螂ェ縺?∪縺
3.対象者に莠悟?蛹悶r諢剰ュ倥▼縺代↑縺後i隕∵アゅr驕ク縺カ繧医≧誘導する
4. 郢ー繧願ソ斐@隕∵アゅr繧、繝ウ繝励ャ繝医☆繧

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