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「元アイドルの本音」という対談記事を作った元アイドルの本音

先日アップした「元アイドルの本音とは? 俳優 空岡佑雨と赤裸々対談」という記事でいただいた反応に対して感じたことを書いています。

🖌️記事はこちら🐇🪽✨


まず、たくさん反応をいただけたことがすごく嬉しかったです。ありがとうございます。作ったものに対するメッセージをキャッチボールみたいに返してもらえたことが純粋に嬉しかったです。

私たちはドキドキしながら、否定的な意見もあることを承知の上で、この記事を制作しました。だから、なんにも後悔していません。今でも、ほんとに作ってよかったなーと思っています。

ただ、友達の心が傷つくきっかけを作ってしまったのはすごく悲しくて、もしもの最悪のケースを想像すると本当に恐ろしくなりました。ファンの皆様のことも考えると、心から悲しくて。あの記事で傷ついてしまった方がいたら本当に申し訳ありません。でも、傷つく人がいると分かっていたとしても、あの記事を作ったと思います。他人に愛されるより、自分を殺したくない気持ちの方が少しだけ強かったからです。

私は、ひとつの作品に対して、みんなそれぞれに好き、嫌い、それだけじゃ片付けられないような複雑な感情を持つ自由がある、そういう人間らしい一面を感じられる作品が大好きです。推しの人間らしい一面を見て、「完璧じゃない今の自分のままでいいんだ」と肩の荷が降りた経験があるからです。もし天使がスト缶飲みながらポテチ食べてゲップしてたらめっちゃかわいいしホッとする。

このようなリアルな対談形式でのインタビュー記事を作ろうと企画・編集したのは私です。今後、ご意見などございましたら、HPのコンタクトフォームから私に直接お伝えください。これからの制作の参考にさせていただきます。誹謗中傷と判断できる内容のメッセージを頂いた場合のみ、法的な措置を取らせていただきます。

今回の件で学んだのは、芸能事務所って、私たちを盾になって守ってくれている存在でもあったんだ、ということです。改めて、いつも毒付いていたおじさんたちに感謝します。(というか、関わった方々には本当に感謝しています)

あと、時代と共に変わっている価値観って、みんなが薄々感じていたけれどあえて矢面に立って口に出す必要はないから言わなかったことを、誰かが口にしたことで「あなたも?」と共通認識になっていっただけなんじゃないかなとも思った。私は違和感を感じる自分を信頼しているし、感情は天気みたいにコントロールできないものだと思う。だから私は私のやりたいようにやるし、作りたいものをマイペースに作ります。ただただ楽しくラクに生きていきたいです。

書いていてなんとなく思い出した、キョンキョンのエッセイのとある一篇で終わりにしたいと思います。

私はこのまま死ぬまで誰に対しても本当の意味で心を開かないまま生きていくのかしら?と、ふと考えてしまうことがある。(中略)ただ、最近になって思うのは、歌を唄うことや役を演じることが好きで、それがそのまま職業になって三十年も続けてこられたのは、実は感情表現が上手じゃないからなのかもしれないということ。100%の全てが自分の感情ではないと思えるから安心して感情表現を楽しむことができるのかもしれない。

小泉今日子『黄色いマンション 黒い猫』


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