見出し画像

ゆったり婚のススメ

何気ない日常は、ウイルスや天災で変わってしまう中、それでも時計は止まらず、また違う日常が過ぎていきます。

これからを考えて、何に or/and 何を不安だと思いましたか?

独りで生き抜くのは不安だから早く結婚したいという相談が増えています。結婚したい希望がある人たちですから、早くお相手と出会いたいと焦りが出る人もいます。

私は結婚は他人同士が家族として日常を助け合って暮す契約と定義しています。幸せは自分が感じる感想に近い感情のことなので、単に、結婚したら幸せになれるとか、結婚相手に幸せにしてもらいたいとか、結婚した方が幸せだとか、いずれも婚活には関係ないので一旦棚上げした方がいいと話しています。

その上で、幸せな結婚生活としてイメージしている1日を書き出してもらって、結婚に関する価値観や思考のクセをご自身で確認してもらいます。ただ、これをスラスラと書ける人は2割程度で、ほとんどの人は書き終えることができません。ここで「相手による」事柄に思考のクセ、「あまり考えていなかった」事柄に価値観が見えますので、そこを整理して対応策を当てていきます。

ゆったり婚は程よいバランスを双方で合意して、何か起こったとしてもパニックにならないように、また、何か起こっても困らない程度に、等々のほどよい距離感を保って暮らせる相手と、大切な事はきちんとコンセンサスを取りながら暮らす結婚生活を「ゆったり婚」と名付けてみました。

また、結婚して二人で一緒に暮すことで、ひとりでは得られない協力者を得てゆとりができる。経済的にも共稼ぎで、子育ても家事も助け合ってゆとりが生まれる。ひとりではできない事や得られない事が可能になる。そんな結婚をイメージしています。

ときめきたいとか燃えるような恋とは全く違う、穏やかで中長期的に継続できる大人同士の結婚に向いています。

お互いにゆったり婚が良いと思う男女が選択したら、重要なポイントは、話し合いができて、お互いが同意できる人同士であることです。

でも、元々他人同士ですから、意見や価値観が合わない事は起こり得ますし、好き嫌いや得手不得手などが絡むこともあります。そんな時に、片方だけに負荷がかかりっぱなしになったり、上下関係に持ち込んだり、片方に押し付ける・逃げるような人、言えないとか言いたくないとなる人では困りますね。

だからこそ、結婚する前にきちんと確認しておくポイントがあります。共稼ぎがベースとは言え、片方が働けない時期も想定して、それまでと、その時と、その後をどうするのかを決めておく。予定や約束が想定と違ってきたらどうするのか等々、話し合っておく必要があります。それが具体的で明確に決められないなら、それはミスマッチだとわかる作業でもあります。

好きだから、結婚したいからと、何でも「わかった」「いいよ」は間違いで、不幸の種になりかねません。

ゆったり婚とはLOVEとは無縁ですが、お互いが優しさを保てる結婚生活のパートナーの選択となります。日常で感じる小さな幸せを積み重ねていくような関係を望む人にオススメします。

具体的にどうすればよいのか、それは人それぞれに違います。ご相談はHPからご予約ください。


過ぎたるは猶及ばざるが如し

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?