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写真家、田舎に住む

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大学進学から約16年東京に住み、カメラマンの仕事を続け、都会での生活が次第に窮屈に。「いつかは田舎でゆっくりと自然と対峙しながら生きていきたい…」と思いつづけ、2019年4月に福… もっと読む
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記事一覧

写真家、田舎に住む DIY編 #5 自分の書斎を作る

今回のDIYは、大仕事です。部屋を丸ごとリフォームします。 それも自分の書斎なので、気合いが違います… 写真家の端くれであり、仕事も写真なので、デスクトップパソコンでの作業やプリント、写真集作りのために大きい作業デスクのある部屋が欲しいのです! ーー今回も動画はYouTubeにアップされていますのでご覧ください このような和室からスタートです。 今回の流れは… ①床を貼り替える・床板を、再利用可能なように綺麗に剥ぐ 畳をはぐと、下にはこんな床板がありました。

写真家、田舎に住む DIY編 #4 ウッドデッキを作る

さて、今回は屋外のDIY。 南側の窓の外には屋根もついているのですが、せっかくのいい場所があまり活用できていません。ちゃんとすれば天気のいいに日には絶好のくつろぎスペースになりそうな場所なので、ここにウッドデッキを作ります。 ーー今回も動画はYouTubeにアップされていますのでご覧ください 今回の流れは… ・束石(つかいし)をコンクリートの地面に固定する ・木材をカット、塗装 ・土台部分の木材を組み立てる ・フロア部分となるデッキ材を貼っていく ・周りに幕板を取り付ける

写真家、田舎に住む DIY編 #2 洗面所を作る

リビングの改修が終わってようやくまともに住めるように。安心して次は洗面所に手をつけます。 洗面所制作の動画はこちら さて、作業の内容はーー ・元からついていた洗面台を取り外し、新しいものを作る ・床と壁を剥がして断熱材を入れる ・床は無垢材フローリングに ・壁は漆喰塗り ・天井はヒノキの無垢材をはる という感じです。 断熱材を入れる 壁は石膏ボードだったので(前の住民がリフォームしたもの)、いったん剥がします。床はもう全部を貼り替える予定なので、ぶち壊します。両方とも

写真家、田舎に住む Vol.5 発見、最も生産性のない労働

AIによってなくなる仕事?AIによってなくなる仕事などが最近はよく言われています。また、日本は労働生産性が低いとかいう話もありますが…。今回の「最も生産性のない労働」の意味はそれとは全く別の話。 東京や住宅地では経験しなかった労働で、ここに暮らして、「絶対やらなきゃいけないけど、やったところで生産性ゼロ」という労働があることに気づいてしまったという話です。それも2つも! 2大「やらなきゃいけないけど、生産性ゼロな労働」それが「草刈り」と「雪かき」のふたつ。という真実を見つ

写真家、田舎に住む Vol.4 コロナと田舎そして、ゼロの恐怖

世界が変わる世界中の人たちが一斉に、今までと違う世界を経験中ですね。日本ではだいたいもう半年以上はこの状態が続いていますが、私もなくなってしまった仕事あり、取材撮影含めて行きたい場所に行けないこともあり、実家に帰省できなかったりと、影響は多少は受けています。 (3月、外出自粛要請が始まった東京) 都会と田舎の違い「3密」回避の生活もずいぶん続いていますが、その新しい生活様式がこれまでの生活に与える変化、影響は都会と田舎では全く違います。普通の生活の中で「密」になることはま

写真家、田舎に住む Vol.3 庭から勝手に食料が生えてきた

800㎡の庭購入した築100年ほどの古民家には庭がついています。敷地の広さが約1000㎡で、家の建っている敷地の広さが約170㎡(50坪)なので、庭は800㎡以上っていう計算になります。(不動産屋の資料に基づいていますが、不動産屋も過去の登記を調べても色々不明な点が多く苦労されていました。)なので、本当にこの数字でいいのかは実際はわかりません…多分昔の家はそんなもんなんでしょう。 (存在感のある大きなモクレン) 庭には2本の大きなモクレンの木が存在感を放ちながら立ち、他に

写真家、田舎に住む Vol.2 Iターンの仕方

会津に住むことが決まるまでマガジンの最初なので、どうして私たちがここに住み始めたのか、そして住むことに決まるまでを触れておこうと思います。 一体どうやって移住先決めるの?よくわからんし、まあ、じっくり考えるのはまた余裕ができてから…とかなりの間、重い腰がなかなか上がらなかったのです。 私たちが移住した会津は、縁もゆかりもないところなので、いわゆるIターンですね。生まれ故郷(Uターン)とか、親や深い知り合いがいたり、これまでになんらかの形で深いつながりがあって、とかならその

写真家、田舎に住む  Vol.1 田舎に暮らし始めました

憧れ?の田舎暮らし1年前の2019年4月。私は福島県の会津美里町に古民家を購入し家族4人で暮らし始めました。「いつかは仕事を辞めて田舎に移住して、のんびりと暮らしたい…」と、会社員時代から、いや、社会人になる前の東京で大学生をしていたころからいずれは田舎で暮らそうとうっすらと、でも確実に思っていました。 「いつかは田舎暮らし…」と思っている人は結構多くいるのではないかと思います。 でも現実的には、だいたい50代くらいまではどうしたってまとまった「お金」を稼がなければならな