TGVに乗る①
パリに到着し、TGV(新幹線)に乗ってモンペリエまで移動する。
荷物も無事受け取れたし、心配していた入国審査も、あっけないほど何なく通過した。
あとはTGVに乗るだけだ〜と思っていた。
出発の10分前にはホームに到着している。
もう、抜け目はないだろう。
と思っていたが、だ。
いざTGVが到着して乗り込もうとすると、座席が分からないではないか。
チケットには〇〇号車の××席というふうに書かれているのだが、ホームには〇〇号車が停止する、という表示がない。
慌てて到着した電車を見るも、電車にも表示がない。
しかも、長い車両と車両の間は電車内の通路では通過できないようになっている箇所があり、最悪の場合、次の駅でドアが開くまで立って待たなければいけないのだ。
指定席なのに。
そういえば思い出した。
電車が到着した時、隣のおばちゃんは1、2、3と車両の数を数えていた。
もしかして、、、いや、まさか。。
とりあえず前の方の車両に乗ってみた。
しかし、やはり車両の中にも号車の表示はない。
近くの人に“このチケットの席はどこですか?”と聞いてみた。
答えは、“分からない。前の車両かもしれないし、後ろかもしれない。50:50だ。”
悪い人ではなさそうだが、この人には頼れなさそうだと思った。
おかしい。
どこかに書いてあるはずだ。
別の人にも聞いてみた。
答えは“分からない”だった。。。
結局真相は分からなかったが、席番号が合っている席が空いていたのでそこに座った。
もうどうでもよくなった。堂々と座って待つことにした。
ただ、話しかけたどのフランス人もが笑顔で、必死に英語で答えようとしてくれる姿が印象的だった。
少なくとも現時点では、フランス語でしか喋らい、というような噂とは無縁だと思った。
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