Yuki. Sakura

思いのままを表現しつつ。 自分でない誰かに宛てて。

Yuki. Sakura

思いのままを表現しつつ。 自分でない誰かに宛てて。

最近の記事

TGVに乗る①

パリに到着し、TGV(新幹線)に乗ってモンペリエまで移動する。 荷物も無事受け取れたし、心配していた入国審査も、あっけないほど何なく通過した。 あとはTGVに乗るだけだ〜と思っていた。 出発の10分前にはホームに到着している。 もう、抜け目はないだろう。 と思っていたが、だ。 いざTGVが到着して乗り込もうとすると、座席が分からないではないか。 チケットには〇〇号車の××席というふうに書かれているのだが、ホームには〇〇号車が停止する、という表示がない。 慌てて到着し

    • 旅たちの日

      遂にこの日がやってきた。 フランスに向けて出国するため、空港のロビーにいる。 未だに、何でフランスに行こうと思ったの?と聞かれると、うまく答えることができない。 まぁ、行きたいから行くのだ。 でも、さすがにふと不安になる。 言葉全く喋れないけど生活できるかなぁ 仕事したいししないとなー てか全く読み書きできないのにどうやって仕事見つけるんやろ? あ、そもそも銀行とか家も探さなんのか、! って感じ。 いや〜どんな1年になるんかな〜〜 お金もスキルも言葉も話せない、

      • 電車内にて

        人のまばらな車内。 足元を見るとパステルカラーの液体が溜まっているのに気づいた。 自分のビニール傘は茶色く染まっている。 そして、そのまま目線を右に向けると、液体は枝分かれしながら、端の方まで続いている。 え?? 一瞬頭が混乱したが、反対側の端を見て状況は把握できた。 空っぽになったプラスチックの容器と、大量の氷がそこにはあった。 カフェオレが車内にこぼれていたのだ。 そして、すでに直立したプラスチック容器の真横には、1人の男性がイヤホンをつけて平然と座っていた

        • いい女

          「先輩は年上だし友だちとは言わないから何っていうか、、、、人間としては好きだけど、、、そういう気持ちになった事はなかったです。」 僕の好きだという思いを伝えた後の、相手の言葉だった。

          有料
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          ノリと勢いとタイミング

          学生の頃よく言われた。 「恋愛はノリと勢いとタイミングだから!」 頷きながらも結局何もできず、気づけば卒業を迎えたのを思い出す。 当時、自分から遠い世界の言葉だと思ってた。 いや、自分に正直な心を聞いてばかりで前に進めないのは、今もかな。 ただ、角度を変えてみると、実は1番自分を表している言葉だったりして。 今までアリよりもキリギリスのように生きてきた。何とかなるさ、で生きてきた。 結局何とかなったし、自分が叶えたかったことは全て叶えてきたと思う。 そんな自分が今

          ノリと勢いとタイミング

          【旅の記録】GW 東北地方編

          長い休みがあれば旅に出たい。 たったひとりで知らないところで彷徨いながら、新しい何かに触れたい。 でも、まだまだ海外には行けないし。 そうだ、自分にとって1番『旅』という言葉がしっくりくる、あの場所にしよう。 そう思って東北行きのチケットを買った。 ✳︎出発前夜✳︎ 東京から青森まで夜行バスで向かう。 合計12時間て海外か。。 でもそれは、安いだけじゃなく、暗闇の中を進む冒険感や、狭く十分に身動きが取れない中で蘇る懐かしい旅の記憶などを与えてくれる、唯一無二の好きな乗り

          【旅の記録】GW 東北地方編

          数匹のホウボウを釣ったが、包丁すら持ってない僕だから、半分図々しい気持ちで近くの飲み屋に持ってった。 店休日にも関わらず調理してお酒と共に振る舞ってくれたマスター。美味しい、お代わりと言って喜んでくれた息子さんやお孫さん。 こんな身近なところにこんな温かい世界があったんだな、と。

          数匹のホウボウを釣ったが、包丁すら持ってない僕だから、半分図々しい気持ちで近くの飲み屋に持ってった。 店休日にも関わらず調理してお酒と共に振る舞ってくれたマスター。美味しい、お代わりと言って喜んでくれた息子さんやお孫さん。 こんな身近なところにこんな温かい世界があったんだな、と。

          先輩は言った。 使えない人なんていない。 人には向き不向きがあるだけだから、それを活かす上司でありたい、と。そんな自分を上や会社が必要としないなら、俺はこの立場を辞める、と。 謙虚であり、信念を持った強い言葉。 会社員である前に、1人の人間であり続けたい。

          先輩は言った。 使えない人なんていない。 人には向き不向きがあるだけだから、それを活かす上司でありたい、と。そんな自分を上や会社が必要としないなら、俺はこの立場を辞める、と。 謙虚であり、信念を持った強い言葉。 会社員である前に、1人の人間であり続けたい。

          24歳最後の夜

          縁もゆかりもない新潟で誕生日を迎えることになったのは、ちょうど出張が被ったから。 とは言っても、数年前、異国の地で雪崩れのような勢いで荒れ狂うキッチンに丸一日捧げたの比べれば、なんってことない。 むしろ、本当に自分のことを思ってくれてる人の存在を噛み締めるのには、ぴったりかもしれない。 そんなちょっとだけ特別な日を前に、24歳の自分が感じたことを残そうと思って、久々にここに戻ってきた。 出張といえば、一緒に出張するメンバーと夜飲みに行くのは珍しいことではないと思う。

          24歳最後の夜

          花束ではない恋だった

          恋人の関係が終わり1か月が経とうとしている。 人生で初めてお付き合いをした女性。 心の底から大切にしたいと思えるような人に出会えたのはこれが初めてで、こんなにも幸せなことなのか、と何度もにやけていた。 ただ、そんな彼女との甘い時間も半年という時間の中で消え去ってしまった。 理由のひとつは、遠距離ということもあったのかもしれない。 ただ、彼女がこの決断に至ったのには、「もう1つの恋」があったようだ。 連絡の頻度が減り、何となく波長がズレ始めていると感じていたある日、彼女

          花束ではない恋だった

          祭り

          相手が変わったのか? 自分が変わったのか? それとも両方? そんなのは知るよしもない。 ただ、人は変わり続けるものだからこそ、自分を持ち続けなければならないし、未来を見続けなければならない。 何か大きな変わり目や出来事がないとそんなことにも気づかないようじゃいけない。 伝えたいことは今伝えなくちゃいけない。 貴方は今、なにを思うのだろう。

          強さ

          強さとは何だろうと考えた。 少年の頃見た孫悟空は強かった。 2006年の日本ハムも強かった。 時にドキドキを与え、時に絶望感を与えるものが強さなのか。 だけど、こないだテレビでは雨でも傘を避けられるのが強さだって言ってたり、SNSでは許す事は強さの証だと言っていたりする。 あぁ、、世の中は強さで溢れているのか、、 日本語は難しい。 ただ、なんとなく感じるのは、この強さとやらとは出せるものではなく、出てしまうものではないかと。 そして、出てしまうが故に、自分と周りにギャ

          変化

          今まで自分の素直な気持ちをこうして外部に発信したことはなかった。 TwitterもInstagramも下書きを重ねて練りに練って投稿するものだった。 (そのうち面倒になって結局更新するのは年数回、、、) 今回noteを始めようと思ったきっかけは特にない。 ただ何となくTwitterと日記の狭間、軽〜く思った事を、ファイリングしていければと思っている。 ここで、書いた文を見直していることに気づく。 やっぱり誰向けでないにしろ、ちょっとでも興味を持ってもらいたいとか、自分の