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家族ご紹介(ヤギの話)

3年前、我が家に仔犬が来てくれました。
ちょっとだけ、おてんばな女の子です。
その時の馴れ初めや、思い出はまた改めて書かせていただきます。

名前は、絵馬(ema)
ハリーポッターの世界が大好きな長女が名付け親です。絵馬は、イングリッシュゴールデン・レトリバーです。みんなの悩みを黙って聞いてくれ、そばに居てくれる子です。 我が家の家族は、私と妻と長女と次女と絵馬です。

昨年まで、ヤギの流星(ryusei)が居ました。
8年前、お隣さまと一緒に岡山県の牧場まで仔ヤギを見に行きました。

牧場には仔ヤギが沢山チョコチョコ歩き回っていました。その中で私は、灰色に黒の靴下を履いたような柄の仔に一目惚れ。
お隣さまは、牛柄の仔ヤギに一目惚れです。初めから仔ヤギを連れて帰るつもりだったので犬用キャリーバックを、お隣さまと準備しておりました。

帰路での思い出

岡山県から鹿児島県までの帰路は新幹線でも時間が掛かります。仔ヤギに負担が掛からないように、キャリーバックの中に干し草を敷き詰め、ミルクも購入して帰りました。

当時、新幹線の仔ヤギの乗車賃は250円です。
確か、手荷物として扱われたのか?ラッキー。と思いながら帰路に就きます。
岡山県から熊本県までは、おとなしく順調でしたが、熊本駅を過ぎた頃から「メェ〜メェ〜」「メェ〜メェ〜」どんどん声に調子が乗ってついには、乗客のひとりに「なんとか出来ないでしょうか?」と言われちゃいました。

お隣さまと新幹線の連結部のスペースに逃げ込みます。「鹿児島までちょっと揺れるよ」と仔ヤギに話しかけ待って居ると、新幹線つばめレディが何度もお気遣いの声をかけてくださいました。車掌さんも挨拶に来て下さったり、お母さんと女の子が、仔ヤギを見に来たり人気者です。

そんなこんなで鹿児島駅に到着しました。
急いで降りて改札口を出ます。外の気配を感じとったのか、また「メェ〜メェ〜メェ〜」が始まり、駅構内に響きます。

近くの女子高校生が、「あれ羊の声がする♪」「ほんとだ!」「ほんとだ♪」と騒めき始めました。
「どこかに羊がいるよ♪」ってザワつく脇を

「ヤギさんなんですけど」と小声で愚痴りながら、囲まれる前にすり抜けます。
女子高生も少し追いかけてきましたが駐車場まで逃げ込むように小走りしたのは、いい思い出です。

流星はいつものんびりで、私達家族の癒し系アイドルでした。今は、東家のお墓です。

〜と寝言を言ってるかも。

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