【自己紹介】ぼくのおうちは軽トラック
そういえば本名を名乗ってるくせに自己紹介をしていなかった。
今更だけど書いておこうと思う。
ぼくの名前はいぬつかゆうき。
今週21歳になったばっかり。
性別は男、ほぼシスジェンダー。
最近は軽トラックがぼくのおうち。
家ごと動きながら自由に生きている。
なぜそんなぼくなのか、歴史を紐解いてみる。
生まれは島根県益田市、だけど99%くらい九州育ちだから九州出身といったほうがたぶん正しい。
両親も代々九州の家系だから割と純度の高い九州産だと思う。
ぼくは幼い頃からおままごとや工作、迷路づくりなど、自分で何かを作ってみることが大好きだった。
たぶん好奇心がまあまあ旺盛で、スイミング、バドミントン、フラダンス、習字、サッカー、和太鼓、茶道などなど(ちょっとだけのも多いけど)、たくさんの習い事にも励んだ。
地元の友だちも多く、小学校にも楽しく通っていたのだが、小学4年生の時に転機が訪れた。
両親はよく、土日になると公園とか山とかにお出かけに連れて行ってくれていたのだが、ある日のお出かけ先で偶然、一見変わった学校を発見した。
どうやらその学校には先生も、宿題も、テストも、チャイムもないらしい、、、?
気になって見学に行ってみると子どもたちがツリーハウスを建てたり畑で野菜を育てたりしていた。
何かを作ることが大好きだったぼくは猛烈にその学校に行きたくなってしまった。
両親も突然の展開にびっくりだったと思うけど、学校の教育理念に納得してくれて、学校の面接も受けた結果、ありがたいことに入れてもらえることになった。
新しく入った学校でも、すぐにたくさんの友だちができた。
小学校の間は、木工や畑や料理、それから演劇なんかもやった。
中学校に上がってからは、使われなくなった棚田を開拓してお米を作るプロジェクトを3年間やった。
高校も系列の学校に進学して、個人的に伝統芸能や伝統工芸に強く関心を持った。
こうしてぼくは大好きな学校の環境下で8年余りを過ごした。
高校卒業後は大学に行くよりは、どこかで何かの師匠のもとについたりして、実際に自分の手を動かすような経験を積みたいと思った。(正直受験勉強したくなかった)
それでぼくは岡山県の山奥にある料理宿に1年間住み込みで見習いとして研修に入ることにした。
理由は、そこの料理に感動したということと、自分たちで野菜を育てたり小屋を立てたりする暮らしそのものにも興味があったということなどだ。
ただ、従業員ではないから給料が発生するわけではない。
あくまで弟子として住み込みで学ばせてもらいに行く立場である。
そしてそこの師匠さんは界隈ではそこそこ有名な一流の料理人だから、料理を学ぶといってもぼくが包丁を握る時間や料理を任されることは少ない。
普段はだいたい朝7時から夜の10時頃まで作業をしていて、その半分以上は家事や掃除だったと思う。
1日30分の休憩時間と2度の食事時間を除いても、1日平均13時間位は言われたことを淡々とこなし続けて、続けて、続け続けていた。
休みの日もあんまりないから、特に最初の3ヶ月くらいは体力的にもけっこうしんどかった。
つまり、やろうと思えばやりたいことを何でも自由にできる学校生活から、言われたことをやり続ける生活に突然ガラッと変わったわけだ。
ぼくにとってそれは極端にかけ離れた環境だったけど、違う角度か見れば、畑仕事や大工仕事や料理など、以前学校でしていたことと同じようなこともしていたともいえる。
どうやら環境は変わっても、「ものづくり」というテーマは自分の中で一貫しているようだった。
そんな1年間の修行時代を終えて、ぼくはまたやりたいことを何でも自由にできる環境に戻った。
たぶんそれまで山奥にこもっていた反動もあって、ぼくはとにかくうろうろしたいと思った。
そこでジモティーで車を探していたら、たまたま近所でルーフテント付きの軽トラックが出品されていた。
これならすぐにでも旅に出かけられるし、なんといってもそのやさしいオレンジ色と丸目がどタイプだったので、購入を決断した。
そんなこんなでぼくは今、軽トラでうろうろしているというわけだ。
それにしてもやっぱりお金は必要だから、旅先で料理のワークショップなんかをやっている。
今の旅ライフスタイルで自分にできる&したいことを考えて思いつくのはそれくらいだった。
だけどこれがけっこうぼくにとっての学びや人との出会いを作ってくれていて結構気に入っている。
ぜひあなたのまちにもおよびください!
今は車だから国内をうろうろしてるけど、そろそろ海外もうろうろしてみたい。
ホームステイか留学かワーキングホリデーとかで海外に少しSTAYもしてみたい。
だけどうろうろに満足したらまた九州に戻って暮らすつもりだ。
やっぱり九州がぼくのhomeって感じがするから。
定住したら家族をもったりするのかな。
今のぼくの密かな夢は、九州の田舎で半農半陶の暮らしをして、たまに自分で作った器や野菜を使って料理屋さんをするということだ。
だけどまだまだどうなるかわからない。
とりあえず今は、今を自由に生きている。
2024.5.12
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