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「あの時キャリアが動いた」本、「動かなかった」本

ワンキャリアさんのイベントで恐縮ながらキャリアの話を少しさせてもらいました。
ワンキャリア × Voicy の企画で #あの時キャリアは動いた  がいまTwitterでも盛り上がってますね。

ONE CAREER PLUSは、一言で言うと「転職の情報プラットフォーム」。

転職ってエージェントと求職者の情報の非対称性が大きいから、口コミ増やして情報をオープンにして、結果オープンで流動的な社会を作るっていいなと思いました。回し者ではないです。

これを機に、自分の  #あの時キャリアは動いた にまつわる本をまとめてみました。3冊あります。

①「やりたいこと」の見つけ方

初めての転職前に、自分の「得意」を洗い出し、「なぜ働くのか」を言語化できた本。

この手の本はなめてたのだけど、「何をするか(WHAT)」に目が向きがちだった自分にとって、「どうやってつくりたい世界にアプローチするか(HOW)」に目を向けさせてくれました。
新卒の就活のときには誰も教えてくれなかった。

②スタンフォード式人生デザイン講座

新しいことに挑戦するのではなく、「いまいる場所に留まること」に納得できた本。

ほんとにここでいいのかなぁって考えたとき、ついつい新しい選択肢に目が向いてしまいます。いろんな刺激、いろんな夢、いろんな現実の悩み。

そんなときにこの本に出会い、「今いるところで続けるのがいちばんいい」という選択ができました。(1年後には結局休職となりましたが、そのときは悩みが一回なくなった。)

③TQ 心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント(ハイラム・スミス)

人生の価値観の洗い出しをサポートしてくれた本。

人生の優先順位をつけるワークをして、「美」みたいなものに興味があることを自覚して、ミスユニバースの日本大会に出ました。そういう意味で、大きな意思決定に関わってくれた本です。

自分がやりたいことって、いくら恥ずかしがってても他人が代わりにやってくれるわけじゃないしな、って思いました。

みんなのモヤモヤ

イベントでは会場からいろいろな質問も出ていて、
そうだよねそうだよね、と思いながら見ていました。

できない、むいていない、の判断のタイミングや基準が分かりません。 また、自分にむいているものを見つける方法が分かりません。

やりたいことと得意なことでいうと、やはり得意なことで突き抜けるべきですか?

大手、メガベンチャー、スタートアップそれぞれ、向いている人はありますか。スタートアップは大手に比べてがっつり経営人や、カルチャーフィットしてないと厳しいのかなと思っています。

転職するタイミングの判断が難しいです。スタートアップだと器用貧乏なりそうだし、とはいえ居続けてベットする価値ある仕事見つかる?考えてる内に年だけ積んでいきます。

イベントでは、こういうモヤモヤに、キャリアアナリストの方が選んで答えたりもしていました。
転職を推奨するイベントではないことを強調されていて、インタラクティブだし、その場でモヤモヤが解消されるならすごくいいですよね。

回し者ではないのであえてのCM

自分の人生を自分で舵取りする怖さ

キャリアについては、海外大学に進学するところから試行錯誤して悩んできたので、人前で語れるのもキャリアの意思決定の一事例くらいです。

そんなわたしが、編集長と一緒に最初につくらせてもらった本がキャリアの本でした。

世界で8億人のユーザーを抱えるビジネスSNSリンクトインの創業者リード・ホフマン氏と、起業家ベン・カスノーカ氏が書いた本です。

変化に備えるのではなく、変化に適応していく。
それってちょっと不安もあります。
シリコンバレー式のつよつよな金言の数々は、わたしの友人を思い浮かべながら極力日本の感覚に合うようにつくりました。

ちょっとだけ、本の内容を宣伝

★目次
はじめに 人はみな起業家
第1章 強みを培う
第2章 「変化への適応」はプランニングできる
第3章 強いつながり、弱いつながり
第4章 偶然の幸運(セレンディピティ)を戦略的に引き寄せる
第5章 リスクに気づかずいたら、リスクのほうがあなたを探し当てる
第6章 他人の頭脳を拝借する


“スタートアップを興す必要はない。
世界征服の野望もなくてもいい。
少なくとも何らかの野心は抱いておいてほしい。
この本を読むようなやる気に満ちた人は、世の中に提供できる価値をきっと持っていると思う。
その価値の伸びしろは未知数だ。”(本文より)

さっき会場から出ていた質問へのヒントもこの本にあるけど、日本の人材市場ならではの質問もやっぱりある。

キャリアを自分で築いていくって答えがないし、怖い。周りに色々言われるけど、何が正しいのかわからない。

本も、キャリア相談も、結局は他人の言うこと。

そんなときはやっぱりいちばん対話すべき相手は自分だよなぁと思いました。わたしはたまたま、そのときに本をお供にすることも多かったのだけど、みんなはどうしているんだろう。

自分も悩んできたけど、いまめちゃくちゃハッピーな分、誰かのためになりたいなと思わせられた日でもありました。

今回つくった本も、誰かの背中を押すことができますように。

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