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永遠に君に幸あれ

2017年に始動したNEWSによる『N E W S』のプロジェクト。
この四部作のラストを飾った『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』が5月23日のガイシ公演にて幕を閉じた。約1年越しにスタートしたこのツアーだったが、私はずっと心にぽっかりと穴が空いたような感覚だった。
頭では理解しているのに、やっぱりそこにはもう私がいつも目で追っていた人はいなくて。いつも聴こえていた大好きなビブラートやフェイク、ハモリもなくて。今まで当たり前に見えていた景色や聴こえていた歌声のない世界を受け入れるのはそう簡単ではなくて。横アリ初日公演に入ったときは、何度も「これが現実」と全身で感じては、それを受け入れようとすればするほど苦しくて、ただ呆然と立つことしかできなくて、涙すら流れなかった。私は最後の最後まで必死に面影を探してしまったし、色んなことを思えば思うほど胸が張り裂けそうになった。

映像や演出、セトリなどを通して随所に微かに”4人”を感じられるのに、自分の目に映る現実には”3人”の姿だけ。でもやっぱりNEWSのライブは最高に楽しくて楽曲はどれも素晴らしくて、安定にMCは面白いし、全身全霊でパフォーマンスする姿は私の知っているNEWSそのものだった。
なのにそこに君だけがいない。
このなんともいえない”違和感”が、何度も心の中で渦巻いて、ゴールテープを切った3人の姿を見たら、すぐに消化することのできない心の中で入り混じる複雑な感情と、言葉にできないほどの”淋しさ”が芽生えて、涙が止まらなくなった。

できることなら、4人全員で四部作を完走して欲しかった。もともと四部作を終えてから去ると決めていたし、ゲネプロまでしていた。そしてあの会見の終盤で「いつかNEWSでSTORYをやりたい」という本音が出たり、会見後の自宅からの生配信で発した「一番の未練はNEWS」という言葉。心底STORYのステージに立ちたかったという気持ちも、ライブが大好きで、NEWSを愛している気持ちも痛いほどわかるからこそ、大きな花道を作って鳴り止まない拍手で送り出してあげたかった…。

けれど、どうあがいたって過去には戻れないし、コロナのない世界線には行くこともできない。なによりもう誰も責めたくない。何をどう後悔しようと過去は過去でしかないからこそ、これから先は人生万事塞翁が馬って考えるしかないんだなって自分に言い聞かせている。

ただ、誰に何を言われようと絶対的に変わらないのは、間違いなく私は自分が思っていた以上に4人のNEWSを心から愛していたということ。だからこそ、こんなにも気持ちを整理できないんだと思う。何があっても彼ら一人一人を守りたくて、凄く特別で大切な存在だった。そして生まれ変わっても私は4人のNEWSに出会いたいし、きっと同じように愛するんだと思う。

NEVERLAND
EPCOTIA
WORLDISTA
そしてSTORY
もちろんこれら以前も含めて、振り返ればどれも楽しくて幸せな思い出しかなくて。たくさん泣いたり笑ったりと共有してきた時間のどれもが本当に愛おしくて。一生色褪せることのない、青春のような儚くも美しい思い出。
そしてこの壮大なプロジェクトを完走した3人とギリギリまで共に駆け抜けた1人、関わった全ての人へ、改めて「ありがとう」という感謝と労いの言葉を送りたい。

四部作を通して感じたのは“NEWS”の可能性。まさに唯一無二の存在だと思う。これから先、どのようにNEWSが新しいチャプターを歩んでいくのか、陰ながら応援していきたいと思う。
そしてあの日「たとえ世界中が敵になったとしても、私くらいは味方でいたい。」とそう決心した私はやっぱり生粋の手越ファンなので(笑)、これからも眩しくてときにちょっぴりスリリングだけれど、笑顔溢れる人生を共に歩んでいく。

最後に、今回のアルバム『STORY』の収録曲かつライブでは最後に歌唱された『NEW STORY』という楽曲に、こんな歌詞がある。

生きていく
一度きりの
物語を
他人(ひと)に
言えないこと 言わないこと
胸にあるだろう
生きていく
すべて抱え
進んで行く
自分(きみ)のSTORY

生きていれば色んなことが起こる。本当に色んなことが。幸せを感じる瞬間もあれば、どん底を感じるときもあるかもしれない。誰にだって言えないこと、言わないこともたくさんあるだろう。3人にも1人にも、私たちファンにも、そう誰にだってあるはずだ。けれど、それでも前を向かなきゃいけないし、私は生きていきたい。
生きていくこと、それこそがまさに人生という名の物語なのだろう。
一度きりの人生の中で、彼ら4人と共に旅をできたこと。目で見て、肌で感じて、想像して、考えたこと。どの景色も一生忘れずに大切にしていく。絶対に忘れない。そして思い出の一つ一つを抱きしめて、心に刻んで、進んでいく。
もし恋しくなったら、立ち止まって振り返ればいい。それで良いんだと思う。だって私にとって一生かけがえのない大切な存在なんだから。

STORYツアーが幕を閉じた今、本当の意味でここから3人と1人が歩き始める。
それぞれが前を向いて走り出したその先に、いつか再び“見えない紐”がしっかりと交わる、そんな奇跡みたいな瞬間が訪れることを、私は心のどこかで願い続けよう。
”私の夢”は『また小山慶一郎 手越祐也 増田貴久 加藤シゲアキ この4人が肩を並べて歌い、奏でるメロディーを聴くこと』と言いたいところだけれど、これは胸のずっと奥で願いつつ、『4人それぞれが心から幸せでいること』かな。

4人のNEWSへ。
心より愛を込めて、ありがとう。
永遠に君に幸あれ!!!!

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