ユキと家とひねくれた概念②

さ、前回はダークな10代までのお話でした。

今回はダークな20代の話です。

もう少しお付き合いください。


結婚を機に、晴れて実家から自由になれた私。

夫&おなかの子どもとの3人暮らしをスタートさせます。

お互い若く、貯蓄もないため賃貸アパート暮らし。

それは良いとしてさすが、AC(アダルトチルドレン)の私が選ぶ男性。

結婚後に、夫は独身時代から借金延滞(ギャンブルによる)の常連であり、義両親が代わりに完済後も再借金をしている事が発覚。


私はあまりにも世間知らずでした。

借金なんて、ギャンブルなんて、身なりも何も気にしないボッサボサでボロボロの見た目の『分かりやすいクズ』しか

もしくは、ニュースに載るような犯罪者しかしないものだと思ってました。

でも違うんですよ!

服やらバイクやら、自分が欲しいものには金に糸目をつけずに整え

プラスアルファで借金するタイプのクズも世の中にいるんですよ!!

私の両親はそういったタイプでない(後から聞くと、父は昔の事業での借金は抱えてたそうです)のと、母のコントロールによりそういった『悪いもの』に対する情報を極端に遮断されていた為、マジでそんな人が世の中で普通に生きているなんて知りませんでした。

事態を深刻にみた義両親が、私に何の相談もなく2世帯同居を決めました。

しかもあんなにブラックブラックな自分の息子を巻き込んでの親子ローンで、戸建て住宅を購入しての同居という形で。

それを知り反対した頃は、2世帯新居の引き渡しを控えた頃でした。

おそらく私の知らない所で夫が

「あ、そう」とか「いいんじゃない」

とでも言ったんでしょう。


どんな力を使って親子ローンを組めたのか、全く想像がつきませんが

とりあえず、今の生活で毎月3万ずつ借金返済で引かれて大変なのに、

そこにさらに1世帯毎月9万ずつ返済の住宅ローンをおっかぶせるなんて

こいつら頭おかしいんじゃねぇの私たちを殺す気しかないだろ

という感情しか沸かず、ますます『戸建て住宅』『持ち家・財産』

というものに疎ましい感情しか持たなくなっていました。

結局私は、檻から檻へ移動しただけでした。


そんな私が、ついに檻から脱出するのは次のお話。

次回からやっと、私と家との関りがポジティブになります。

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ユキノイエゴト(占星術師が超現実的に家のこと語ってる)
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