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本の話と、今月読んだ本(by読書メーター)

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こんな本読みました。野中から、いくつか感想チョイス。移動図書館の話も。
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#読了

2023・11に読んだ本を、振り返り。

🟣計22冊(累計239冊)🟣No.1 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ洋画は絶対字幕派!の私には、目から鱗。TVの字幕スーパと違い、映画の字幕は限られた文字数で行う「要約翻訳」。そこに翻訳やの解釈や心が詰まってる。 🟣育休刑事2前作同様、こちらも今時というか時代を先取っていて。その他、子供が段々育っていく過程も織り込まれているのが面白い。 🟣イン・ザ・プール久しぶりに読み返すと、ツボる。今の日本に、伊良部ドクターがいたなら。もう少しみな気楽に生きられる、かも。

2023・9月に読んだ本を振り返り。

🟣21冊(累計199冊)🟣No.1/永遠と横道世之介過去作(再読)からの一気読み。世之介と作者さんと私は、同じ年。世之介がまいたタネがいろんなところで咲いている。そう思うと、なんだか力が出た。 🟣最後はなぜかうまくいくイタリア人映画ひまわりのアントニオの謎。イタリア人だったからか!と、イタリア人の気質を知れた。 🟣いとしのおじいちゃん映画図書館で見つめられた気がして手にしたら。おじいちゃん映画大好きな私には、たまらない〜。 🟣マナーの正体表紙に出てくる執筆者たちが、い

2023・8月の読んだ本を、振り返り。

🟣32冊(累計/178冊)🟣No.1 宙ごはん美味しい話かなあ、と思ったら。子育てできない母親と、自律せざるを得ない子供と。周囲の話もあって、母と子は一緒に育つんだなあと。亡き母を思って涙。 🟣答えは市役所3階にタイトルとは違って、ちょっとミステリーなのが意表をついてる。それぞれの相談者の裏の顔はきっとこうなはず、なんてね。 🟣空中ブランコシリーズ新作が面白かったので、とっても久しぶりに読んだら。全く覚えていなく、自分でも驚き。たまに読み返すのもありかな、他の本でも。

2月に読んだ本を、振り返り。

⭐️21冊(累計47冊)読んだ中から、いくつか列挙。 🟣No.1 「ほどなくお別れです/長月天音」評判を聞いてどハマり。葬儀社に勤める主人公が、同僚や仕事相手と絡むことで成長していくのが清々しい。言葉の使い方も、実に綺麗。 🟣「この1本 超人気シリーズ、ひとつだけ見るならこれ」さすが、ホイチョイ。YOUTUBEを見ていたけど、文章にしてもまた面白い。馬場監督の映画愛に溢れている、おすすめ1本に納得。 🟣「好き・のち・しあわせ/甲斐みのり」初読。シンプルなエッセイの中にい

2023・1月/読んだ本を振り返り。

読了26冊。 ⭐️No.1 作家刑事毒島の嘲笑・毒島ますます毒々しい。重箱のすみを突くその観察力、蛇のような執念さ。連作短編集だけど一気読み。こんな刑事仕事はできても、同僚では嫌だね笑。 ⭐️罪の轍・分厚いのに一気読み。下敷きになっている事件は知らないけど、第1回東京オリンピックの頃を思うと、なるほどなあと。「罪の声」と同じテイスト。 ⭐️コンビニ人間・話題作は手にしないのだけど。これはなんだ一体!というお口アングリ。カフカの「変身」を読んだ時の衝撃に似ているかも。

12月に読んだ本を振り返り。

<35冊・累計256冊> <No.1・秋麗 東京湾臨海署安積班>事件要素的には、シンプルなんだけど。 お互いサポートしあうチームものとして秀逸。 読み終わって、心地良いのも嬉しい。 <そして、星の輝く夜が来る/真山仁>掘り出し物。真山さん、こういう作風もあるんだねという。 ずっと語り継ぐべき震災の話を、先生と生徒の目線で。 一度は手にしてほしい。 <ただ一緒に生きている/坂本美雨>育児エッセイ、のようでいて。 親子そして周囲の人たちと、一緒に生きている。 その姿に胸打た

11月に読んだ本を、振り返り。

<25冊・累計221冊> その中から、いくつかピックアップ。 No.1<新任シリーズ/古野まほろ> 元警察官僚だけあって、いやー細かい細かい。事件を追う話だけど、それ以上に書類に埋もれているシーン等は読み応えあり。新しい警察小説。 <自転しながら公転する/山本文緒> 微妙な女性の揺れ動く気持ち。人生の転換期におとづれる、決断。わかるなーと何度もうなづく。 <老いて今日も上機嫌!/石川恭三> お医者さんの書く健康エッセイかな、と思ったけど。読みやすいし、人生の先輩としての

10月に読んだ本を、振り返り。

⭐️読了:23冊⭐️ (累計196冊) その中からいくつか。 No.1<ショートケーキ。/坂木司>ビターだけどスイートな読み心地。ケーキといえば、ショートケーキ。買う人売る人、いろんな人たちの短編が上手い。 <虚像の道化師 ガリレオ7/東野圭吾>ガリレオ一気読み月間。謎を探るだけではなく、湯川や草彅のお互いを尊重し合うシーンが良かったな。 <銀座缶詰/益田ミリ>布団に入ってからの、寝る前読書。こんな時もあったよねえ、と益田さんと話しながら寝落ちる。気持ちよかったです。

9月に読んだ25冊を、振り返り〜。

読了・25冊 ⭐️No.1「ガリレオの苦悩」⭐️・なぜ読んでいなかった、ガリレオ。短編集だけど切れ味抜群。「操縦る(あやつる)。理系ミステリーのトリックに、白旗状態。実に面白い!。 「阿川佐和子のこの人に会いたいシリーズ」・寝る前にゆっくり読むはずが、面白くて寝落ちしながらも読み続けたという。 ビックネームから旬の人まで。切り口を変えての対談集に、はまった。 「最後の秘境 東京藝大」・偶然手にした一冊。藝大って言っても、音楽から彫刻等、まさに芸術爆発。卒業後の進路が不明者

8月に読んだ18冊を、振り返り。

⭐️読了数 18冊→累計148冊 No.1「看守の信義」 またもこのシリーズに、してやられた。一気読み。そのラストにマジか!とお口あんぐり。癖になりそうな快感。 ◎「アガワ対談傑作選/聞く力文庫」 阿川さん好きだけど、実は対談集は手にしてなかった。取材者の懐に飛び込む、その臨機応変さが楽しい。寝る前によむのも👍 ◎「定年就活 働きものがゆく」 ミドルエイジには気になる「定年」の文字。その辺の浮き沈みを、わかりやすく軽快に書かれていて。楽しい一気読み。 読書の秋スタートで

7月に読んだ本21冊を、振り返り。

①読了数21冊→累計130冊。7月はエッセイが多かった。その中から。 No.1「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」思いがけない掘り出し物。なぜこれを借りたかすら覚えてないのだけど。 中でも是枝監督と羽生九段の話が、とても面白く。 2人の本を追いかけることになった、きっかけに。 ・「チルドレン/伊坂幸太郎」あまり読んだことなかった伊坂さん。ハマりましたね、このキャラ設定。 これだけでは勿体無い!と思ったら続編。楽しみ。 ・「カレーの時間/寺地はるな」このタイトルが抜

6月に読んだ本を、振り返り。

読了20冊(累計109冊)の中から、ピックアップ。 <石礫・機捜235/今野敏>シリーズ化になったんだねえ!。6月No.1。指名手配犯等の顔を見たら、決して忘れない元「見当たり班」縞長の随所の活躍が、光る。高丸とのコンビも、お互いを刺激しあって全面に出てきてる。次作が楽しみ(きっとあるでしょう)。 <琥珀の夢/伊集院静>サントリー創業者の伝記が、読みやすくてサクサク手が進みました。気づくと結構サントリー商品って手にしてるよね。浪花のエジソンと言われたのも納得。 <贅沢な

読書の合間の、読書

読書ってどんな行為を示すのだろう。 寝る間も惜しんで、本を読み続ける。笑ったり泣いたりも。 でも正直そればかりだと、頭が疲れる。 読書の合間に読める、気楽な本、最近読んだものから紹介。 ①処方箋のないクリニック/仙川環病院物短編小説。「話を聞いてくれる」総合内科医。このゆるさが楽しい。 ②三人寄れば無礼講清水ミチコさんをメインに、3人が鼎談する。と言っても、お菓子食べながら話している雰囲気が伝わるような。 ③山猫珈琲上・下/湊かなえ湊さんの作品は気合を読まないと、毒気に

4月に読んだ本を、ふりかえり。

4月読了16冊(年累計68冊)。中から3冊紹介。 ⭐️所轄魂シリーズ/笹本稜平⭐️・息子が管理官(上司)で、父が所轄刑事(部下)」。 ありそうでなかった設定。刑事物にしては、読みやすく。掘り出し物。 ⭐️エール/朝倉宏景⭐️・トライアウトの夢破れた元プロ野球選手。どう立ち直っていくか、そしてこのパンデミック下の野球のあり方を直球勝負。ナイス。 ⭐️快眠アイディア大全/菅原洋平⭐️・「いかにスーッと寝落ちできるか」。ずっとその方法を探してました。寝る直前までベット(布団)