恥ずいこと。
今、人生の中で真剣に取り組んでいることがある。
50歳から始めた取り組みだ。
歳なんて関係ないと思いながら、若い人たちといっしょになって
取り組んでいる。
僕も教えてもらいながら、失敗してめちゃくちゃ怒られたこともあるし、
頭の中が真っ白になったりしてる。
その取組みのなかで、技術が必要なことがある。
その技術はやらなきゃ上手くならない。
いわゆる「手で覚えろ!」というやつ。
知識は後でいい。
みんなうまくなりたい。
うまくなれば自信がついて、楽しくなるはず。
僕もそのつもりでやってる。
実際、手が慣れてくると「楽しさ」を感じるから。
若い人たちはすぐに出来ようと考えず、
すぐにできなくても腐らず、
たくさんの失敗を怖れずにやることがうまくなる秘訣だと思う。
あと、「教えてください」の心は絶対忘れちゃいけない。
人間、わかったつもりでも全然わかっていなかったことって
たくさんある。
わかったふりをしている若い人は多い。
若い人の言葉を借りると、知らないのは「恥ずい!」らしい。
いやいや、恥ずかしいと捉える感覚が違うんだ。
できないこと、知らないこと、わかっていないことが「恥ずい」んじゃなくて、
「教えてください」を言えないことが一番「恥ずい」んだ。
人前での「恥ずかしさ」をどれだけ感じることができるか。
人に言えない、自分しか知らない失敗を重ねて、
それが自信につながるんだと思う。
その恥ずかしさが生きる姿勢をシャンとさせるんだ。
恥ずかしさを知らない人間は、
背中が曲がり、首が前に出て、スマホばかりいじっている。
着るものもルーズなものばかり。
精神がルーズな人は確実にルーズなファッションによって表現される。
人は生きる姿を見ている。
自分の生きる時間のケジメをつけている人に魅力を感じるんだ。
約束は人とするんじゃない。自分とするんだ。
自分との約束が守れない人は結局ルーズなんだよ。
表面上だけで、自分軸なんて、意味もわからない言葉を発して、
結局「自分軸ってなんだ?」って思ってる。
そして、人の軸をマネするんだ。
他人軸で生きていることさえわかっていない。
それが「恥ずいこと」。
そして、そうしてちゃいけないこと教えてもらって、わかっていく。
それで、自分が作られていくのだと思う。
世間には、自分よりいっぱい恥ずかしい経験をしている人がいる。
その経験を活かすも殺すも、自分次第。
よしっ!今日も、何事にも「教えてください」の心得で取り組もう。
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