千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪ねて

いつもの散歩道。
千鳥ヶ淵緑道を歩いていると、
少し開けたところに「千鳥ケ淵戦没者墓苑」の入り口を見つけた。

国立の墓地公園。

「きれい紫陽花が咲いてるな・・」
と人っけのない大きな入り口を奥に入っていく。

さすがの国立というだけあってだだっ広い道が続いている。
静粛な空気がはりつめている気がした。

靖国神社、北の丸公園、皇居、などとはまた違った空気。

奥に進む大きな石碑があった。

「戦没者数一覧図」
総数  2,400,000人

240万人?一瞬目を疑った。一桁違うのかと思ってしまう数。
自分の無知が恥ずかしかった。

このような場所が1959年に建設されている。
今からたった60年ちょっと前のことだ。

この歳になってやっと、
日本が大戦をしていた頃の書籍を読むようになった。
同じ国の同じ言葉を喋る人間がどうして?
どんな国だったのだろう。どうしてそうなるのだろう。

言葉では言い表せない、
静寂で静粛な空気と気持ちで胸がいっぱいになった。


奥にある「六角堂」という納骨堂で、菊の花を1本お供えし、拝礼させてもらった。

日本という自分たちの国を理解する上で、訪れておきたい場所だと感じた。


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