【エッセイ】仕事の価値観
今年のゴールデンウィークは少し短めで、正味、今日から落ち着いてはじまったという感じだ。
仕事の関係もあったから、
5月1日はクールビズの取材対応、3日にはラジオ出演と、イベントがポツポツとはいっていた。
環境系の仕事になってから、ずっと感じていることは、休日のイベント対応が多いということ。
特に今のように官公庁の立場になると、「消費者・国民の暮らしを新しく豊かに!」とか、かなりでかくて広いことを行っている手前、至る所で行われる家族向けのイベントなどが対象になってくる。
これが社会のために仕事するってことかな〜、とか漠然と考えたりしていると、ライフ・ワークバランスがよくわからなくなり(笑)
最近は「ビジネスキャリア」という言葉自体に違和感を覚えて、「ライフキャリア」と意識して言うようにすることにしたり。
とにかく、仕事に対する価値観は確実に変わってきていることを実感する。
この5月で、今の職場に来てちょうど一年が経った。
国家公務員の方、地方公務員から出向で来られている方、私のように民間から出向してきている方、関連省庁から来られている方もいたり──
今まで俗に言う”大企業”の、純血主義な組織ヒエラルキーの中で、マイノリティとして生きてきた僕。
土台が”公務”になったことで、仕事の価値観がひっくり返るくらいのインパクトがあった。
いまだに営業時代のクセというか染みついた価値観はある。
忙しなく外勤してお客様訪問したり、スケジューラーに訪問予定がないと、仕事をしていないような罪悪感に襲われる。
でも、落ち着いて考えてみると、常に何かに追われているようなプレッシャーは、表面的で衝動的なもので、それに身を委ねてしまうことで、ワーカホリック的に中毒になっているだけなんだと思う。
最近、若手の担当と議論していた時、”公務員マインド”というものを強く感じることがあった。
それは、仕事に対するプライドであって、地元や自分に対してのプライドでもある、すごく純粋で情熱も溢れるものだと感じた。
そういうモチベーションの源泉を持っているひとは強いし、意思や信念もある。年齢とか関係ない世界だなと──────。
かく言う私はどうだろう──────
「仕事の価値観」について、じっくりと見直すタイミングが、この1年なのかな。
国家公務員として働くことができるあと一年間は、今まで持っていなかった”公務員マインド”を感じながら、精進して仕事に打ち込んでいきたいと思った。
とか、考えてるとゴールデンウィークも終わっちゃいそうだけどw
ハメを外して遊びたい歳でもなくなってきたので、じっくりと落ち着いてライフキャリアを考える時間になればいいかな、と思いながら──────
明日からは実家の両親の介護をしっかりやってあげよう。
記事執筆のための、いろいろな本の購入費用として活用させていただきます!