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【Work In Progress】ビジネスモデル考察 〜Self-Experience Verification Service/じぶんスコアカード

2020年に社内ベンチャー企画に、ふたまわり下の社員と応募して残念ながら落ちてしまいましたが、10年ほど前から着想しているサービスがあります。
すごくシンプルなもので、”じぶんの日々の経験をRPGゲームのようにレベルとかステータスとして見える化・記録してくれるサービス”です。
ポイントはいつでもそれをデジタル証明書みたいに自分の持ち物として、持ち歩けることで、それがあるだけで、完全に自己満ですが毎日モチベーションが湧いてくる気がします。
そのような世界観を書き綴り、ビジネスモデル考察にまで持っていけたら嬉しいな、と思っております。

※時間あるときに推敲してアップデートをしていきたいため、​WIP(Work In Progress)としております。

着想:一方的に自分の経験値を搾取されるだけの世界が到来している。

最近はDXやらOMOとか言われるように、いよいよ本当にオンラインもオフラインも融合した世界観になってきました。中国の胡麻信用などの実例をみると、監視社会的なモデルに人間にとってディストピアかユートピアか?というような議論もよく目にします。
かくいう私も、自己紹介記事にも載せている通り、結構ノリノリでSNSを広範囲にやっている方かな、と思ってます。それぞれ大したレベルではないものの、操られている感はありますが、レベルやバッジをもらえることがモチベーションとなっていることは実感として感じています。

最近のその手のサービスは、人間の心理的な特性も分析されている前提で、ゲーミフィケーションの仕組みを入れています。ですので、私のような興味がある人間は、最も簡単にその人間の"経験"を提供してしまう訳です。そして、それがまたビッグデータとなり、人間の特性分析に使われるというサイクルが回っています。

そんな中でいつも思うこと。

「自分の経験を一方的に搾取されるだけで、自分の手元に残らない」

もちろん各サービスの"利用規約"に"同意する"っていうボタンは押して利用しているので文句は言えないのですが、全てのサービスが供給者心理で作られており、その集まったデータをビッグデータやらAIでアナリティクスやらでビジネスにしようとするものしかないような気がしています。

RPGゲームのような感覚をリアル世界で感じたい。


昔、RPGゲームとかにハマっていた頃、自分のキャラクターの経験値を貯めて、レベルアップやステータスアップするのが楽しくて仕方ありませんでした。
四十代はファミコン世代なので、「ドラゴンクエスト」やら「ファイナルファンタジー」など、2Dキャラ・4人でパーティを組み、ゲーム世界でモンスターを倒し、経験値・レベルを上げて強くなる!という感覚は持っているかと思います。

この手のゲームあるあるですが・・・
「橋を渡った先には強いモンスターがいるから辛いけどスライムを100匹倒そう!」
と目標設定して経験値を貯めてレベルアップや装備を強くする。
そして、攻撃力・防御力・魔力、体力・MPなどが上げて、回復アイテムなども準備万端にして、強いモンスターのいる次のフィールドに行くわけです。

強くなればなるほど、強いモンスターも余裕で倒せるわけですが、レベルアップするほど、弱いモンスターから得られる経験値だと、なかなかレベルが上がらなくなり、強いモンスターを求めて冒険を進める、という具合になります。

これは今でいう、"ゲーミフィケーション"なのですが、ゲームの世界では、このゲームバランスという一種のアルゴリズムが、プレイを継続する"楽しさ=モチベーション"となって、そのゲームの世界が大好きになり、そこに自分を投影して継続的にプレイしたくなる=ゲーム中毒になったりするわけです。

そのような"ゲーム感覚"は利用者に継続的な楽しさを提供できるため、今時はスマホゲームであったり、クラウド系サービスに搭載されてきています。企業システム向けにもこの"ゲーミフィケーション"というアルゴリズムは最近良く聞くようになっています。

でも考えると、これらは供給者側の心理です。
人間が継続的にモチベーションを保ってプレイさせたり、アプリを起動したいと思わせたり、そのサービスの利用時間を増やさせようとしたり・・・ということが仕込まれているわけです。

それはそれで楽しいので幸せなことかもしれませんが、その人の経験値はそのサービスの中に搾取され、その中でレベルやステータスが記録されているだけなので、自分自身の経験値として保証されていない感覚があります。

私のようにグーグル、食べログ、ツイッター、インスタ、フェイスブック、note、PS4などなど分散してやり過ぎていると、熱し易く冷め易いなりに頑張ってプレイしたりしても自分の経験値・ステータスが、"バラバラに分散化されて搾取されている"感覚が半端なくあったりします。


それぞれのサービスに分散化された経験値を記録できないものか?


そのようなありとあらゆる自分の経験値と呼べるものを記録してセキュアに自分の持ち物として保管できるサービスを作りたいと考えるようになりました。


それぞれの単位で、ゲームレベル、投稿数、バッジなどで自分の経験値やステータスは確認できるのですが、それらをトラッキングしてまとめて、自分自身の経験値として記録できるサービスが欲しいな・・・あったら究極の自己満サービスとしていいのにな・・・

もっというと、クラウドサービスだけでなく、リアルな経験値も記録したいのです。いまだに履歴書やキャリア希望調書などなど「学歴」「履歴書」「趣味・特技」「健康診断」・・・全て分散化していて、記録されていないものは忘れ去られていきます。
私たちの世代は、この30年間でアナログ時代からデジタル時代の移行期を生きているため、学生時代などの写真やら文書やらは(実家に残されているのかも?)どこにいったかほとんどない状態ですし、まめな方はデジタル化してクラウドストレージなどに保存しているかもしれませんが、それらがどこにどれだけあるかなど、"自分の人生経験まとめ機能"のようなものがあれば、すごく便利なのですが・・・。

最終的な自分自身をモチベートする源泉になるのが、自分自身の経験値の蓄積で生きている証なのだと私は思っています。

自分の人生を経験値として自動的にトラッキングし、それが秘密性を保持して"自分のもの"になり、なんらかのアルゴリズムでスコアリングしてくれる。

例えば、「ティッシュ配りのアルバイトを1週間してみて、1万個のティッシュを配った!」という経験値も、「あなたのティッシュ配りレベル70(全国ランク180位)※あと100個でレベルアップ」などと出るだけで、ゲーム感覚に楽しみながら、つまらないことも頑張れます。
そして、それを自分の所有物として、信頼関係のある人には各項目について公開可能になるサービスがあれば、下手な自己PRや自己紹介も必要なくそのスキルを欲しい人からスカウトが来るようなサービスも容易に思いつきます。

そして更に経験値を蓄積することで、自分自身への信頼関係も増していき、ゲームのようにモチベーションがあがってくるのではないかなと。

時代背景的に、ぴったりなテクノロジーとして、『ブロックチェーン』も出てきました。こちらは後の章で深掘りしますが、ブロックチェーンのスマートコントラクト(お金じゃない方)の応用で、技術的には人生のライフログを格納できると考えています。


そもそもユーザー・エクスペリエンスという言葉がおかしいのでは?

先日も、仕事をしているときにふと思ったことがこれです。

※Work In Progress


第1章  セルフエクスペリエンス "自分の経験値"の棚卸 〜いったいどれくらいトラッキングできるのだろうか?

※Work In Progress


デジタル化するアナログデータ予測

※Work In Progress

記録(トラッキング)する技術の考察

※Work In Progress


第2章  セルフ・エクスペリエンスの活用  〜新しい働き方で使える自分証明書





Work In Progress



















































































記事執筆のための、いろいろな本の購入費用として活用させていただきます!