2013年田中公平氏による “ 仁平幸春論 ”
*2013年に田中公平氏に書いていただいた「仁平幸春論」です。
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仁平幸春の創作姿勢は大変シンプルである。
仁平は
「自分の内部の感覚も含む、自分を取り巻く環境全てを‘’素材‘’として捉える」
そして、
「素材と、それに対面する自分の間の“関係性”によって訪れるものを形にする」
ただそれだけだと語る。
彼は基本的に染色による作品を中心に制作しているが、時に染色だけに収まらず、絵画やその他の表現方法によっても制作する。自分の感覚を文