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【文字起こし】2023.7.2 村上康文名誉教授 免疫学者の警鐘 PART4「ワクチンを接種した人はどうすればいいのか?IgG4抗体レベルの下げ方とは」


文字起こしにあたって

「抗体は多ければ多いほど良い」
「mRNAは体内からすぐになくなる」
そんな情報を聞いた人は多いだろう。
山路さんは「本当のところ」を村上教授から引き出す。
そして「どうすればよいか」につながっていく。
接種者、非接種者ともに必見の科学だ。

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PART4 全文

■山路「大変な反響で、やはり日本はですね、皆さん少なくとも1回接種した人が81%に上ってますから、打った後に大変心配されている方が多いということで、PART4では打ってしまった人はどうしたらいいか、この点についてじっくり解説していただきたいと、よろしくお願いいたします。」

■村上「おそらく一番問題になってくるのが、免疫が抑えられるってことですよね。免疫抑制っていう現象がありまして、普通のワクチンだと誘導しないような抗体が誘導されます。これがmRNAワクチンのひとつの特徴でありまして、免疫抑制能力を持ってるようなIgG4という抗体が誘導されるのが、私は大きな問題だと思ってるんですね。」

ここで免疫について、簡単におさらいしておきましょう。
免疫は、細菌やウイルスから私達の体を守る、いわば防疫機能です。鼻や口からウイルスなどの病原体が入ってくると、まず、白血球の中にあるマクロファージや好中球といった免疫細胞が迎え撃ちます。マクロファージと好中球は病原体を飲み込んでしまうことから、貪食細胞とも言われています。マクロファージは病原体を飲み込むとともに、サイトカインと呼ばれるタンパク質を分泌し、ヘルパーT細胞に異物の侵入を知らせます。すると、ヘルパーT細胞から知らせを受けたB細胞は、形質細胞に変化し、侵入してきた病原体の抗原に合う抗体を産生します。この抗体は、マクロファージや好中球のブロックをすり抜けてきた病原体の抗原に結合し、病原体を無力化するのです。

抗体は5つのクラスに分かれています。そして最も多いIgG抗体は、その役割別に4つのサブクラスに分かれています。そして今回問題になっているのが、免疫を抑制する作用があるIgG4です。

ワクチンの頻回接種でIgG4抗体が顕著に増加することは、研究結果でも明らかになっています。

■村上「普通、抗体は免疫で重要な働きをしてるんですが、問題は、IgG4抗体はそうじゃなくて、反対に悪さをするという抗体ができてしまう、と。」

■山路「PART1から3までこれまでお送りしてきて、その中で度々IgG4という問題が出てきました。これは免疫を抑制させる働きがあるがゆえに、例えばこれまで我々が自分達の免疫で戦っていた病気、これが抑えられなくなっていくという怖さがありますよね。具体的にはがんになりやすくなったり・・・

■村上「免疫で抗体という非常に重要な働きをしておりまして、2つの働きが抗体にはあるんですね。1つは抗原と反応してくっつく、というのと、もう1つはリンパ球を集めてくる、と。ひとつのがん細胞を見つけますよね、そこに抗体がくっつくじゃないですか、そうするとそれが出発点になりましてリンパ球が集まってきて、みんなで協力してがん細胞をやっつけようという話になるわけですよね。」

■山路「そういうストーリーがあるわけですね。」

■村上「抗体は重要な働きをしてるんですが、その流れを乱す抗体がIgG4なんです。反対に邪魔するんですよね。リンパ球が集まるのを抑えちゃいます。それが問題なんです。

■山路「それが免疫抑制と言われる由縁なんですね。」

■村上「そうなんです。ひとつのがん細胞がありまして、その周りの抗体がくっついてますよね。これは優秀な抗体でがん細胞をやっつけるような抗体なんですが、普通だったらこの抗体をめがけてリンパ球系の細胞が集まってきてやっつけるわけですよ。ところがIgG4ができちゃいますと、この2つの相互作用を抑えちゃうということなので、がん細胞がやられなくなってしまいますので、増え始めるということなんですよ。こういう抗体を誘導するのが非常に大きな問題だということになりまして、がんが増えてしまう、と。」

■山路「つまりがん細胞というのは、前回もお話ししていただいたように、人間の体は日々がん細胞を生んでいて・・・」

■村上「毎日何100個かがん細胞が生まれていて、そのひとつひとつのがん細胞がこのような仕組みで排除されると、本来は。」

■山路「ところがIgG4に置き替わってしまうと、排除できなくなってしまう。

■村上「そうなんです。」

■山路「これは決してがん細胞のみならず、様々な抗原に・・・」

■村上「もちろんウイルスが入ってきた時に、同じ現象が起きるわけですよね。ウイルスが入ってきた時にひとつの抗体がくっついてやっつけようとするわけですよね。ところがそこでIgG4抗体が入ってくると、その働きの邪魔をしてしまうということなので、いろんな免疫反応を抑えてしまう、と。」

■山路「3回以上接種した人達に顕著にIgG4が現れるというお話だったわけですけど、これどうしたらいいですか?」

■村上「ひとつは、(ワクチンを)打つのをやめればいいんですよ。打ってから一週間ぐらいで(IgG4レベルは)ものすごく上がるんですが、放置しておくと落っこっていきます。で、約1年ぐらいすると非常に低いレベルになります。」

■山路「ということは、今打っちゃってる人も絶対に次は打たない、ということ。」

■村上「ええ。打つのをやめれば低いレベルになっていきますので、こういう現象は起きなくなります。問題は半年に1回とか、毎年打つと落っこったところでまた上がりますよね、IgG4レベル、それが問題なんです。だから、接種をやめてしまえばいいんです。

■村上「ただもうひとつ問題なのは、mRNA型というのはなくなるっていうふうに言われてましたよね。注射したmRNAは、注射した後に細胞内でタンパクはつくるんだけど、早くになくなるっていうふうに言われてるじゃないですか。ところが、半年以上もつっていうことが分かってるんです。下手すると1年経ってももったっていう例もあるんですよ。ということは、1回注射したものはずっと存在してますから、ずっと免疫細胞に抗原がありますよって情報伝達するんですよね。」

■山路「そうするとそれに誘い出された抗体が、どんどん産生されるっていうことですか?」

■村上「ええ。普通だとIgG4抗体ができないんですが、mRNA型だとどうしてIgG4抗体になるかというと、mRNAが長持ちしているのが理由の1つなんですよね。消滅しないから、1回だけ山になって終わるんじゃないんですよ。長期間mRNAが働いていて、スパイクタンパク質は量は減りますけれども、一貫して供給される、それでIgG4抗体になっていく、と。」

■山路「つまり、滞在期間が長いから抗体もどんどん出てきちゃうということなんですね。それで置き替わっちゃうっていうことなんですね。」

■村上「ですから、接種をやめてしまえばいいんです。」

■山路「打たない、という他にできることはあるんでしょうか?」

■村上「おそらくダメージを受けたりしてると思うんですよ、多くの細胞が。それも1年間接種をやめればほとんど入れ替わります。ダメージは確かに打つことであちこちに生ずるわけですけれども、打たない期間が延びれば延びるほど、入れ替わりますから、細胞が。」

■山路「死んだ細胞は生き返んないけれど、置き替わるっていうことですね。」

■村上「死んだ細胞は食われちゃってなくなりますし、増えてくるんですね、新しい細胞が。丸1年すると私は私なんですが、そこにいる私はほとんどの細胞が入れ替わっている、と。そういうもんなんです。」

ワクチン接種によってダメージを受けても、多くの細胞は入れ替わります。人体は1日で1兆個もの細胞を入れ替えています。不要になった細胞は死に、その周辺の元気な細胞が細胞分裂をすることで死んだ細胞にとって替わります。神経細胞や心筋細胞は例外ですが、体を構成するほぼ全ての細胞は絶えず入れ替わっています。こうしたことから、ワクチン接種後に後遺症がない人も追加接種をしないことが重要です。後遺症を発症した人は後遺症外来で受診することをお勧めします。

■村上「ということで、打たないということは非常に重要なんです。打てば打つほどダメージが累積していく、入れ替わる暇がない、と。」

■山路「今、もう6回、7回という接種の声がかかってますよね。現状、先生としてはどのように思われますか?」

■村上「やってもしょうがないことをどうしてやるんだろう、ということで、もちろん(接種回数を)増やせば増やすほど相当リスクが高まるわけですよ。抗体がハイレベルになったところにもう一度スパイクが供給されますので、抗原抗体複合体っていうやつをつくるんですね、それが方々の血管で目詰まりをしてしまう、と。だから本当は3回目も4回目も5回目も6回目も(ワクチン接種は)やるべきではない、と。」

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以上

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