ながのぐらし。地方に移住するそのまえに、生きものを知る
秋田生まれ秋田育ち。2023年に東京都から長野県茅野市に移住したわたしがこころの赴くままに茅野市でのくらしをお届け。
地方に移住する、そのまえに
移住という言葉には、目に見えない夢が詰まっている(と思う)。
なんとなく、今の暮らしのいやなところがすっきりなくなる(気がする)。
地方出身者だから大体のことは想像つく(気がする)。
地方に移住してよかったと思えるかどうかは、地域を正しく知り、(カッコ内)を無くすことが大切です。
じゃあ、なにから知ろう。
ひとは、いのちある生きものと共存できるのか
縦に長い日本列島にはさまざまな生き物が生息しています。朝起きて、外にでて、勉強して仕事して楽しんで、帰ってくる一日でどんな生き物たちと出会っているのだろうか。
【参考情報】日本に住む植物と昆虫の数を調べてみた
わたしが思い出すのは、ゲジゲジの防虫剤が散布している様を教室から見ていた秋田市の授業中。毎日電線へカラスが大集合していた新潟市の夕暮れ。そして、歩道を横切るネズミと家に阿鼻叫喚をもたらす某Gが出没した東京都の夏。
一方で長野県茅野市ではカラスも某Gもネズミも見かけたことがありません。いるのは、茶色のスズメと諏訪周辺で「ウンカ」と呼ばれる虫です。
正式にはウンカではなく、ハエ目のユスリカ科に属する蚊のような見た目の「ユスリカ」を指しているようです。このユスリカという生きもの、ほとんどの種類はごはんがたべられないために数日で命を落としてしまうそうな。
実は当初諏訪湖周辺に住もうとしていたわたしを茅野市に突き動かしたのは、不動産会社からの「諏訪湖周辺は窓開けられないほどにびっしりウンカが張り付きますよ」というひとこと。その場で検索して、諏訪湖周辺の物件を除外したのは言うまでもない。危ない…。
ただ、茅野市でユスリカが発生しないわけではありません。そうであってくれと願っていましたが、いよいよ本日べランダで数匹見つけてしまいました(2023/07/13)。網戸の虫除けは意味をなしていないので、ピークが過ぎたら抜本的防虫対策本部を立ち上げることをここに誓います。
そのまえに、生きものを知る
その地域に住んでいるのは、人間だけではありません。当たり前のように他の生きものと共存を迫られます。
せっかく移住するのであれば、自分が耐え難い植物や生きものがいないほうがいいですよね。わたし個人としては、某Gに怯える夏を迎えるよりは数匹でもユスリカがいるほうが耐えられます。セーフ(?)
特定の場所や季節にしか発生しない生きものもいるので、手っ取り早くその地域の不動産会社や知人に話を聞いてみることをおすすめします。
地方に移住する、そのまえに生きものを知る。
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