![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117966638/rectangle_large_type_2_16e28157e1882bf0b4d4bb4bef11b2d6.png?width=1200)
Photo by
lisa500ml
「なつかしい」
2023年8月は岡山市で「みんなの表町書店」という一箱書店の企画に参加した。
![](https://assets.st-note.com/img/1696380051990-rsYTI5kY6g.jpg?width=1200)
ちょうど「青春18きっぷ」の利用期間だったこともあり、準備から数回のお店番、撤収までを、電車で一時間ほどかけ、毎回瀬戸大橋を渡って通った。
![](https://assets.st-note.com/img/1696380109135-goKgYNJgkV.jpg?width=1200)
たくさんの「おとなりさん」に囲まれたわたしの一箱は、売上という点では決して抜きんでることはできなかったけれど(ただし自作のZINEが補填しなければならないほど売れ、最終日までに完売したのは嬉しかった!)、それ以上のすてきな出会いや学びがあった。
お店番をしながら、お客さまたちをじろじろ見ないように、必要以上に聞き耳を立てないように気を付けながら、それでも毎回よく聞こえてきた言葉が「なつかしい」だ。
その方にとって思い出の一冊なのであろう本が目に入ると「うわあー、懐かしい」と声を上げて嬉しそうにしていらっしゃる様子。
なかにはレジに本を置きながら「これね、若いころ読んだことがあるの」とおっしゃるお客さまもいらした。
![](https://assets.st-note.com/img/1696380208923-wcT0kPIMp0.jpg?width=1200)
「なつかしい」という言葉を使うお客さまは、ある一定の年齢以上の人だったけれど(もちろん5歳や10歳の人が使ったっていい)、それでも、「なつかしい」は本と人の出会い(再会)の形の一つなのだということが印象に残った。
そして「なつかしい」には過去と現在と未来をつなぎ、人を突き動かすパワーがあるということも。
🍩食べたい‼️