ほぼ寝ているだけの日々を「書く」〜『ほぼ日手帳』を再開した話〜
1月から、仕事に行かなくなって以来開かなくなった『ほぼ日手帳』を再開した。
もともとは、子どもが生まれてから、
授乳やおむつ替えの記録に使おうと思っていた。
出産前の今も、
「ページがあるのに使わないのはもったいない」と、
ただ、なんでもない日々の生活を書いている。
仕事はしておらず、家事も夫にすべてお願いしてしまっていて、
妊娠してから、ほぼ寝たきりの、何もしない生活だった。
本当に何もしないというのは心が落ち着かないものだ。
ほぼ日手帳に書くようになってから、
「何もしていない」が、
当たり前のことを「やっている」に変わった。
体重を測った。
ご飯を食べた。
昼寝をした。夜も寝た。
お風呂に入った。
散歩をした。
ラジオを聞いた。
本を読んだ。
夫と話をした。
何かを考えた。
そのひとつひとつは、なんでもないこと。
(ただし、妊娠前とは比べ物にならないくらいの重労働になるものもある。)
でも、お腹の中の命を育みつつ、今日という日を生き抜いたのだと、思えるようになった。
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