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今更な読書のキロク(去年の後半)

私は読むのが遅い。
でも、本の世界にのめり込む時間が大好きだ。
小説の世界に没頭して寝不足になることもしばしば。

去年の後半、読んだ本たちのキロクをここにも。

読んだのは、写真の本、左から順番に。
合間に、というより同時に…、箸休め的な感じで、ネズミさんの右側にある三冊を読んだ。
同時に違うジャンルの本を数冊読み進めることが時たまある。

去年の夏、日本への一時帰国の機内で読み出した“朝鮮に渡った「日本人妻」”は、小学校からの親友のはーちゃん(林典子ちゃん)が何年もかけて北朝鮮に足を運び、「日本人妻」と会って聞いたお話が綴られており…何度も泣いた。
はーちゃん、本当に尊敬する親友だ。
知らない世界が、少し身近になった。
ありがとう!

日本で買った西加奈子さんの“くもをさがす”にも涙したし、何というのか、西加奈子さんからギュッとハグされた感じ。
あぁ、やっぱり西加奈子さん好きだな〜っと思った。
いつか真正面から「(ファッションも含めて)色々好きです」と言いたい。笑

母から貰った“裸でも生きる”も、涙や鼻水垂らしつつ、心が忙しい状態になりながら、一気に読んだ。
山口絵理子さんの理念と活動を多くの人に知ってもらいたいと、素直に思った。

去年の秋の初めに、大阪からはるばる訪ねに来てくれた、フリーランスでウェディングプロデューサーの金子絢香さんが貸してくれた“暗幕のゲルニカ”は、娘とのパリ二人旅で読み出した。
娘の生まれた南仏の町はピカソが住んでいた町だし、知っている土地や、当時のパリに想いを馳せつつ、原田マハさんの世界にのめり込んだ。
原田マハさんが生み出す物語にいつも心を鷲掴みにされる。

“東京バンドワゴン”シリーズは知らない皆さんに「とりあえず読んで!」っと言いたいし、今回も最高!だった。
たまたま“暗幕のゲルニカ”の後に読んだのだが、アートで繋がっていて、我ながらナイスチョイスと思った。笑

“ヴィオラ母さん”は、ヤマザキマリさんがパワフルで魅力的な理由が分かる〜っと大きく頷きながら、ぶっ飛んだヤマザキマリさんのお母さんの思い出話に、ょっしゃー!なんでもこい!っとパワーをもらったり、お母さんの気持ちを想像してホロリとしたり。
お母さんって偉大だ。
ヤマザキマリさんの著書は三冊目。
いつも声を出して笑ってしまう。

どうしても読みたくて、パリの本屋さんで日本の三倍の値段だったが、えいやー!っと買った“本日は、お日柄もよく”は、人目も気にせず泣いた(またもや笑)ずっと側に置いておきたいお話。

夏に日本で購入し、フランスに郵送した荷物に入れていた“旅屋おかえり”も、風邪で鼻詰まりだったが、スッキリ鼻貫通するくらい感動で涙ものだった。
(どんだけ泣くん?って感じだけども)

同じく日本からの荷物入れていた“にじいろガーデン”は、フランス語訳もされており、近所の本屋さんにも並んでいて気になっていた一冊。
ちょっと泣くのはいったん辞めようと笑、小川糸さんの優しいのんびりとした文章に触れたいと
手にしたのだが、想像と期待を悲しみと感動の嵐に覆されて、大号泣。笑

あまり読書感想文は得意ではないのだが、(人それぞれ感じ方も違うし、私が偉そうに語れないよな、と思う)でも、思い返したら、どばーっと書いてしまった。

どの本も濃厚なストーリー。

たまたま手に取った順番で読んだが、はーちゃんの“朝鮮に渡った「日本人妻」”を始め、どのストーリーにも強くて優しい、人生を思いっきり生き抜く女性が登場して、彼女達から沢山のエネルギーを貰った。

合間に同時に読んだ三冊は、どの筆者も好きな方々。

一田憲子さんは、雑誌も、放送されている“暮らしのおへそラジオ”も大好きだ。全回聴いている。
編集者の“アイチャン”さんとの掛け合いが愉快で、憲子さんの豪快な笑い声が最高。
読んだ著書はニ冊目。

イギリス在住のタニアさんは、コロナ禍だったか…
レシピが知りたくてネット検索したら巡り合った方だ。自然体でチャーミングで、考えや暮らし方に惹かれる。
お姉ちゃんにしたい感じ。
(真剣にそう思う方々がこの世に何人かいる。)

引田かおりさんは、好きな雑誌やラジオでお名前は前々から知っており、今回初めて著書を手にした。
図々しい発言だけれど、ちょくちょく垣間見る彼女のモノやコトに対する考えが、分かる〜同じだな〜っと、共感することが多々。

感想文、長くなってしまった。

とにもかくにも、感動しまくって泣きまくった。
そんな物語の旅をした2023年の後半だった。

今更、なキロク、おしまい。

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