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「ゲームの思い出」約50年分を振り返り自己紹介に …その2

昔遊んだゲームやその頃のいろいろを思い返しながら文章にしていったら、思ったより長文になってしまったその1。

その1は中学生までをまとめたので、その2は高校生から。

自分で言うのもなんですが、県立のそこそこ進学校に入ったため、周りはそこそこデキる子たちばかりでした。

当時はまだ、「オタク」というとちょっと根暗とかマイナスイメージが残っていた時代なのですが、勉強のできる子がオタクになると、その道を究めている場合が多く、とてもおもしろかったです。

一度語りだすと、相手を引き込めるだけの材料がきちんと記憶されまとめられていて、文章力も高いしプレゼンが上手で、説得力がありました。

漫画が好きとか、ミュージシャンの誰が好きとか、ドラマ、読書、ゲーム、パズル、おしゃれ、歴史、スポーツ、いろんなオタクが学校にいて、なんだかみんな自信をもって自分の好きなものを語れる所でした。誰も馬鹿にしないし。

私の高校は、校則はほとんどなく、嫌いな先生もいたにはいたけど、基本先生と生徒の仲が良く、生徒主体で行事が催される自由な校風でした。

私はソフトボール部だったのですが、先輩たちも何かしらに夢中になっているひとばかりで、それなのに勉強もがんばっていて、周りからすごくいい影響を受けていたと思います。

私も多趣味なので、ゲームだけに夢中になっていたわけでもないのですが、帰宅すると私以上にゲーム好きの弟といろいろ遊びました。


高校生の頃にしたゲーム

弟が持っていたゲーム機

なんで弟がそれを持っていたのか、おこづかいで買ったのか、もらったのか、プレゼントだったのか覚えていないのですが、ゲームボーイPCエンジンを持っていました。

ゲームボーイで初テトリス

ゲームボーイはモノクロ画面の携帯ゲーム機です。私はそれで初めてテトリスをプレイしました。下手なんですけどはまってしまって。

実は今でもSwitchでぷよテトを時々やっています。息子にまったく勝てないのですがw

PCエンジンで天外魔境Ⅱ 卍MARU

PCエンジンは、CD-ROMのゲームなのですが、ボイス入りだったのがすごく魅力的で。私たぶん声フェチなのかな、声が好きだと惹かれる質らしいです。夫についても、正直見た目は好みのタイプではなかったのですが(ごめん)、声は好きだったんですよね。

天外魔境の1作目は弟だけやっていたのですが、坂本龍一さんの音楽がかっこよかったです。すぎやまこういちさんも、坂本龍一さんも、素敵な曲をたくさん残されていて、亡くなったのは非常に残念です。きっとずっと残り続けますよね。

私がプレイした2作目は、音楽は久石譲さん。豪華でしょ?天外魔境は広井王子さんが企画したゲームです。サクラ大戦や魔神英雄伝ワタルで有名ですよね。あ、ワタルの歌が今頭をよぎってます。

とにかくストーリーがおもしろかった!
弟と笑ったりほろっとしたり、真剣になってキャラのセリフを追ったり、夢中になりました。

声優さんもよく知ってる好きな人が多くてうれしかったです。

  • 伊倉一恵(シティーハンターの香だー)

  • 山口勝平(ウソップだし、トンボだし、工藤新一だし、)

  • 池田秀一(シャア!!)

  • 池田昌子(メーテル!!)

  • 高山みなみ(あ、コナン大小出てたんだな)

  • 八奈見乗児(ボヤッキー!!)

  • 永井一郎(波平さん、ダイス船長、猪熊滋悟郎、、)

  • 千葉繫(何の役やっても強烈だよね)

  • 内海賢二(ラオウ、センベエさん)

  • 銀河万丈(原田君だな)

  • 矢尾一樹(ONE PIECEでフランキーでジャンゴでボンちゃんなんだよね)

  • ほかにもたくさん

人気だったと見えて、山口勝平さん演じるキャラ・カブキを主人公にした外伝「天外魔境・風雲カブキ伝」が出ています。
これもおもしろかった!

途中舞台がジパングからロンドンになったりするんですけど、前作の登場人物達もちょこっと出てきたりして。

今作でカブキの相棒になる世阿弥というキャラがいるんですけど、私の大好きな声優さん・速水奨さんが声を担当されていて、キャラクター的にも大好きだったんですけど、カブキをかばって死んじゃうんですーーー泣

スーパーファミコン登場

ゲーム機が多くある中で、私が遊んだタイトルが1番多いのが、スーパーファミコンかもしれません。

弟とふたりでワリカンして買いました。ソフトもほとんどワリカンだったはずです。子どもには高い買い物だったんですよね。

ファミコンに比べていっきにボタンが増えて、いろいろな機能がついたのだけど、多彩なボタン操作が苦手だった私はけっこう苦戦しました。

ストリートファイターⅡ(ストⅡ)なんて、必殺技を出すボタン操作がうまくできず、馬鹿の一つ覚えでリュウの昇竜拳ばっかりでした。弟に最大ハンデもらっても勝てない始末。

名作ドラクエⅤ

92年に発売されたⅤ。これは名作ですね。
主人公の小さい頃から始まり、父と共に旅をし別れ、成長して仲間を得て、結婚し、子どもと旅をする。大河ドラマ並みだと言われたゲームです。

俳優の山田孝之さんがこの主人公の格好をして勇者ヨシヒコをやったときは笑いましたが、何年か前、テレビの特番で孝之さんがドラクエの生みの親・堀井雄二さんと対談されているのを見たときは、本当にドラクエを愛しているのだと思いました。

Ⅴは結婚相手を選ぶのも話題になりましたね。私はビアンカです。富豪の娘のフローラも選べるのですが、幼い頃に一緒に冒険したビアンカをどうしても選んでしまいます。

でも、2019年に3Dアニメ映画になったとき、波瑠さんが演じたフローラはとても魅力的でいじらしく、このフローラだったら選んだかもしれないと思いました。

この映画に関しては、娘・息子と3人で見に行って、俳優さんたちの声の演技やアニメのすごさに、ドラクエのストーリーがハラハラドキドキを増して迫ってきて、とても感動したんですけど、ラストがなあ……。
よかったってひともいらっしゃるでしょうけど、私はラストがイマイチでした。最後までドラクエⅤの世界を楽しませて欲しかった。

大学生の頃にしたゲーム

しばらくスーパーファミコンです。

聖剣伝説2

このゲームはもう、初めて映像を見て鳥肌モノでした。
弟とふたりで感動しましたよ、音楽も、映像も、ストーリーも。

近年リニューアルされているのでご存知の方も多いでしょう。
リニューアル前にも、Wiiで配信されていたので、子どもたちとプレイしました。

このゲームで好きだったのは、誰かと一緒にプレイできるところ。主人公ランディは、プリム、ポポイと3人で冒険をするのですが、コントローラーを接続すれば、プリムやポポイをほかの人が操作できるんですね。
だから、スーファミでは弟とプレイ、Wiiでは娘・息子と3人でプレイして、一緒に協力して遊べたのです。

それから、何種類もある武器や魔法を、それぞれスキルを上げながらステージによって使い分けるのも楽しかったです。

ポポイとの別れは切なかったなあ。

かまいたちの夜

サウンドノベルと呼ばれるジャンルのゲームです。
小学校の頃に遊んだゲームブックみたいです。

かまいたちの夜は、登場人物たちがシルエットだけなので、体格はわかるもののプレイヤーの想像で形成されます。

主人公がガールフレンドと一緒にスキー旅行で訪れたペンションで、殺人事件がおきます。そして吹雪がひどく電話もつながらず、ペンションは孤立状態になります。ペンションの従業員と、宿泊客だけの中、新たに起きる殺人。犯人がわからないまま、犠牲者が続きます。

文章が文字で画面に出てきて、BGMとともにストーリーが進行していきますが、シルエットとは言えキャラクターの動きはわかるし、不穏な効果音やBGMもあってけっこうホラー。

ある日、学校から帰宅すると、弟が「ねーちゃーん!!」と振り返り、「俺、どうしてもかまいたちの夜の続きが気になってひとりでやっちゃったんだけど、これひとりでやると怖いや。」と言いましたw

私はかなり早い段階で犯人がわかっていたのですが、最初はその人物を犯人として選べるような選択肢が出てこないんですね。
だからどうしてもいくつかのバットエンドは見ることになります。

どちらにしても、いろんな分岐を経験し、すべてのパターンのストーリーを読むと、セーブに使う『しおり』がピンク色になります。それも欲しいし、選ばなかった方に進むとどうなるかが気になって、全部の分岐をクリアしました。

本編以外に、分岐によってまったく違うストーリーも読めるようになります。登場人物の役柄も変わるのでおもしろかったです。

だじゃれみたいに終わるミニストーリーもあるし、長く楽しめたゲームでした。

クロノトリガー

これも本当に名作だと思います。
ドラクエの堀井雄二さん、鳥山明さん、ファイナルファンタジーのスタッフによる制作で、スマホでもプレイできるようになりました。

魅力的なキャラたちが、現代・中世・原始・古代・未来を行ったり来たりしながら、この世界を危機から救おうとします。

いいシーンがたくさんあるのですが、私が後悔しているのはルッカのお母さんを助けてあげられなかったこと。

発明少女のルッカのお母さんは、機械に巻き込まれる事故で車いす生活になっていました。物語の途中、ルッカはその事故の日にワープするのですが、機械を止めるためにパスワードを入れなければいけません。

私はパスワードは、お母さんの名前の「ララ」だとすぐわかったのですが、どう入力すればいいかわかりませんでした。
フィールド上を調べれば、入力画面が出るのか?と迷っているうちに時間切れ。お母さんを救えませんでした。

後に、スーファミのコントローラーのLボタン・Aボタン・Lボタン・Aボタンで「LALA」と押せばよかったと知りましたが、このイベントは1回きりで再チャレンジはできず、もう1度プレイする余裕がないまま…。

それからロボのこと。
物語の途中、未来で仲間になるロボ。

ある時代で開墾の作業が進まず困っている人々に会います。状況を聞く限り、その開墾の力になれそうなのはロボだけ。でもその開墾に協力するためには、ロボをその時代に置いていく、つまりお別れをしなければなりません。たぶん、どちらも選択可能だったと思うのですが、私はロボに開墾を託すことにしました。

寂しかったけど、別れた後その時代を覗くと、一生懸命作業しているロボを見ることができ、その未来に行くと、役目を終えて動かなくなったロボが大切に祀られていて、「この地を救ってくれたロボ」的な意味のことが書かれていて、感動しました。

それから魔王とカエル。

魔王はずっと、クロノトリガーにおける悪役なのですが、物語を進めていくと、魔王の背景がわかってきます。
そうすると悪役と言い切れない気持ちになってくるんですね。

そこでプレイヤーが迷う選択。
魔王を仲間にするか、倒すか。

私は魔王が気の毒に思えて仲間にしました。強力な仲間ができたのですが、実はカエルに対しては罪悪感が。

カエルはもともと人間の剣士です。カエルの姿になったのは魔王のせい。だから魔王をこの時倒していれば、カエルは元の姿にもどれたのでした。

クロノトリガーには、ゲームクリア後「強くてニューゲーム」というメニューが追加され、育てたキャラの強さを維持したまま、始めからやり直せます。だから1回目より楽に進めるんですね。

しかし。

スーパーファミコンが我が家から消える

それを利用してまたやりたいと思いつつ、忙しくてやれないままでいたところ、専門学校に通うため一人暮らしを始める弟が、全部持って行っちゃったんですよ!ワリカンしたはずなのに!

まあでも実際もう遊べなくなってたんですけどね。

うちは母子家庭で、小学生の時に母と離婚した父は借金があり、養育費をもらえない状況で、私も弟も県立高校の授業料は全額免除されて通っていました。

そのため、高校より上の学校に進学するとしても、学費は出してあげられないと母から言われていたのです。中学生くらいの時から。

なので、一人暮らしをした弟は、住み込みで新聞奨学生として新聞配達の仕事をしながら自分で生計を立て、私は実家から大学に通い、学費は全額自分で工面していたのです。半分バイトで半分奨学金で。

奨学金は返済不要のものと、無利子のものでしたが、毎年教授に推薦状を書いてもらわなければならず、上位の成績をキープしました。
だから、大学はさぼらず通って勉強も試験もがんばったし、休みの日はバイトで忙しかったわけです。

まあでも弟の方が大変だったでしょうね。
弟は大変でも弱音を吐かなかったので、後日知ったのですが、どうしてもお金が足りなかったときに、ゲーム類全部売っちゃったんですって。

え?
ワリカンしたやつじゃん!!!

でもしかたないか。
後から知った母は、「そんなときくらい言ってくれたらよかったのに」とずいぶんショックを受けて、息子の状況に気付いてあげられなかったことを悔いているようでした。

だから私は、やれる範囲では極力がんばってほしいけど、困ったときはちゃんと言うんだよ、どうにかできるように考えるから、と子どもたちに言っています。

無事大学卒業

なんとか4年間、学費を納め無事に成績を維持したまま卒業できました。
教授には、試験なしで大学院に来ませんか?とお声がけいただきましたが、辞退しました。
ありがたかったけど、もう働いた方がいいと思ったので。これ以上奨学金という名の借金は増やせませんでした。

また5000字超えたのでここまで。続きはまた。
お付き合いくださった方、ありがとうございます。

↓その3

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