見出し画像

“自分らしさ”って何?たくさんの「自分」を紐解くと…〜印象とキャリアと3の魔法〜

行動のためには、自己イメージが大切。
起業であればなおのこと。
自己イメージを育てるためには、まず、今ここにある“自分らしさ”を自覚したいところ…。

今日は、“自分らしさ”の見つけ方のお話です。

自分は“ひとつ”ではないから、“自分らしさ”が混乱する

起業でも就職でも、私生活でも、

自分の未来のあり方を考えるとき、
一番目が向くのは「自分」のことです。


「自分らしい人生を送りたい」と願う方は、
とても多いと思います。

“自分らしさ”を大切にして、
それを存分に表現できる生き方ができたなら…


でも、

あらためて“自分らしさ”を真剣に考えると、
案外まとまりません。


私の“自分らしさ”って、いったい何?
どれのこと?


あれもそうかもしれない、これもそうかもしれない、
でも、矛盾するものが出てきたりして、
もう大混乱

若い方の就活支援なんかしていると、
面接で何を伝えていいか分からない、と
落ち込んでしまう方もいるくらい…。


でも、無理もありません。

これを見つけて、しかも表現することは、
なかなかに難しいんです。


なぜ難しいか?


自分のことは、自分が一番分からないから…?

もちろん、それもあります。


実は、

「自分」という存在は、
“ひとり”だけれど”ひとつ”ではないから
です。


“自分らしさ”を知って、それを表現するためには、

たくさんの自分がいることを知っておくことが
必要不可欠。

そして、そのために必要なのが、

「3つの視点」です。



「3つの視点」で“自分らしさ”の混乱を解く

「3つの視点」とは
「自分」「特定の相手」「それ以外」の視点のこと。


自分という人間は、当然のことながら、
その存在丸ごと全部で「自分」です。

自分らしさを考える時、多くの場合、
この視点でみているのではないでしょうか。


しかし、先ほど、

私たちは、社会というコミュニティで生活していると
お話いたしましたとおり

「自分」という存在をみているのは、
自分自身だけではありません。

例えば、ご家族からみた「自分」。
ご両親にとって、「娘」や「息子」としての「自分」がそこにいます。
お子さんにとって、「父」「母」としての「自分」がそこにいます。

別の誰か、例えば、学校の先生からみた「自分」。
「生徒(元生徒)」としての「自分」がそこにいます。

もっと広く、社会からみた時には、
「◯◯という会社で働く人」としての「自分」や
「一市民」としての「自分」もいます。


これを、「役割」「立場」といいます。

そして、

それぞれ「役割」や「立場」には、
それぞれ表現している“自分らしさ”があります。


これが、

“ひとり”だけれど”ひとつ”ではない

の意味です。


“ひとり”の「自分」のはずなのに、
たくさんの「自分」がいるから、

どうしても“自分らしさ”が混乱してしまうんです。


気づけば、とてもシンプルなこと。

たくさんの「自分」がいるのは、
社会の中で生活していれば、ごくごく普通のことですし、

周囲への配慮やTPOをわきまえることを心がけていれば、
なおのことですから。


ですから、

”自分らしさ”を知るには、まずはシンプルに、

一つひとつの「自分」を紐解いてみると良いです。


「自分」「特定の相手」「それ以外」の「3つの視点」を持って、

「役割」や「立場」を意識すると、

存在丸ごと全部の「自分」ではわかりづらかった、
大切にしている価値観や、特徴的な行動、譲れない思いなどが、
明らかになっていきます。

一見、共通点がないようにみえるのですが、

実はそこに、共通した“らしさ”が現れてきます


これが“自分らしさ”


存在丸ごと全部で「自分」ではなく、
「役割」「立場」を意識して、一人ひとりの自分を見るからこそ、

混乱が解けて、よくみえるんです。



自覚できたら大収穫!どうしていくかは後で考えよう

”自分らしさ”は、たったひとつの何かではありません

たくさんの特徴の集まりです。


ですから、時に、

自分にとって気分がアガる、良いイメージのものばかりではなく、

自分にとってあまり嬉しくない
できれば見てほしくない“自分らしさ”に気付くこともあります。


恥ずかしくて、
穴があったら入りたくなっちゃったりすることもあります。


でも、だからといって、
がっかりしないで欲しいんです。

むしろ、
大収穫だということを、ぜひ知っておいていただきたい。


なぜなら、

自覚できた

から。


自覚できれば、改善することもできます。

嫌だったら、表現しないこともできます。


自覚できていなければ、これはできません

これも、とてもシンプルです。


そして、

自分にとってイマイチに思えても、
他人からみれば、むしろ強みに見える…なんてことは、
いくらでもあります。

え?そうなの?

自信になることすらあります。


どんな“自分らしさ”も、
まずは自覚できたことを収穫とする。

それをどうしていくかは、あとで考えますから、

大丈夫です。


─── 今日のまとめ ───

□ “自分らしさ”を見つけるなら、
 たくさんの「自分」を紐解くことから。

□ 紐解くときは「3つの視点」。
 「自分」「特定の誰か」「それ以外」の視点で
 「役割」や「立場」を意識。

□ どんな“自分らしさ”も自覚できたら大収穫。
 それをどうするかは、あとで考えるから、
 大丈夫。

───────────────────




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?