不思議な出来事『迷子の脳』

金曜日に東京で『Vascular Facilitation Process®』というセッションを受けました。
今まで受けたセラピーの中でいちばんソフト。
そして、いちばん感覚を集中しました。

Vascular Facilitation Process® (VFP®):
「脈管系ファシリテーションプロセス」(VFP®)は柔和なタッチと意識・知覚を通して動脈、静脈、リンパ液の流れを促進する根源的なボディワークの体系であり、施術者とクライアントさんが一緒になってワークを行い、脳地図の感覚野と運動野の領域で書き換えが出来ることも特徴の一つです。結果として停滞し感覚のなかった部位に血流が循環し、老廃物の除去、組織再生が起こり「動く」と言う指令が脳から到達しにくかった部位(関節や筋肉等)に届き、より主体的に「動く」と感じれるようになります。
Vascular Facilitation Process® websiteより

繊細なタッチにもかかわらず、からだが大きく変化している。

それはセッション後にスタジオですでに感じていたのだけれど、帰り間際にセッションをしてくれた荒和尚さんの妻でもあり、お友達のクリスティーネから「駅まで歩くときにゆっくり歩いてください。脳も変化しているので」と言われても、まったくわかってなかったオレ。


「あ!」


スタジオから出た瞬間、頭のなかがまったく空になったような感覚に陥った。
帰り道がわからないのだ。
キョロキョロしても、自分がどちらから来たか全くわからない。
今、自分に何が起こっているのかもあいまいだし、どうしていいのかな? 
ぼんやりする。
しかたないので、なんとなく歩いてみる。
いつかどこかに辿り着くだろう、と。 


しかし、どうしていいのかわからないし、どこを目指しているのかわからない。
ボヤー。ボヤー。


あ、スマホ。

スマホの存在を思い出し、自分の居場所を確認する。
え? うそ?
赤坂駅か乃木坂駅に行こうと思っていたけど、スマホ曰く、青山一丁目駅のそばにいるらしい。なにかを飛び越えたのかー、オレは。


実はその後も電車にうまく乗れなくて、なかなか鎌倉に戻れませんでした。
こんな経験、初めて。
でも、なんだかすごく面白かった。

自分ですべてをコントロールできない。


そうなったとき、わたしはどんなふうにいたいのかな?


そんなことを考えるきっかけになったから。
そして、そうなっても焦らず、いつかどこかに辿り着けばそれでいい。
そんなことを感じられたから。

トレーナーだって、からだのコンプレックスと葛藤してます。そんなお話。きいてね!

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