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ドナドナされてゆく思い出

在宅お仕事が続く日々もかれこれ4ヶ月目に突入しました。
そんな中で少しづつ進めているのが断捨離です。

「外に出ることを控える=家の中にいる時間が増える」

ということで、
家の中での居心地の良さを追求していきたいですよね。

この4ヶ月で色んなものを捨てました。
漫画や小説、
前のMac book proの充電コード(意外と高値で売れました)、
海外のお土産で買ってきた残りなどなど、、

そして、ついに、、

小学生の頃からお世話になっていた
YAMAHAの電子ピアノとお別れしました。

最近では年に1、2回、音が出るか確認のため弾くくらいで
ついには両親がラップトップを乗せてPCデスク代わりにしていたピアノ。。

いつか使うのではないか。
両親がリタイアした後の趣味として使ってもらえないかな。
ピアノはボケ防止にもなるみたいだし!

と、なんだかんだ理由をつけて処分をすることができないままでいました。

今回処分に踏み切れた理由は、
「ものは使ってこそ価値あり」
と感じたからです。

在宅ワークになり、
今は自室の机に仕事用PCを置き作業をしています。
机の前に座る時間が今までの約8倍くらい増えました。

そうすると
今まで気になっていなかったPC周りのコード配線や、
無造作においてある使っていない筆記用具の
なんと気になること!!

今では机の上には、
お仕事用Mac book pro、
IKEAの卓上ライト、
コースター+飲み物、
時計がわりのiphone6s、
だけになりました。

もちろん、
必要に応じてノートだったり、
携帯、付箋、筆記用具、目薬、リップなどがやってきますが、
極力視界に入らないようにおいています。

この机の上理論を応用して、
リビングにある使っていないもの、
気にならないけど気になるものはないか検証したところ、
お世話になって電子ピアノさんが浮かび上がってきたのです。

小学校からピアノを始めて、
高学年になり、
両親に「絶対続ける!」と約束して買ってもらった
電子ピアノさん。
最近は蓋を開けることもしてなくて本当にごめんなさい。

引き取ってくださる業者さんの到着前に、
両親と一緒にきれいにしました。
表や目に見えるところは一応きれいだったのですが、
壁側は埃がたくさん。。
お世話になったのにほったらかしていてごめんね。
今までありがとうと。
お別れの儀式のようにお掃除しました。

業者さんのホームページでは
古くなった電子ピアノでも、
整備をして次に使ってくれる人に送り出してくださるとのこと。

業者さんの手際の良さもあり、
てきぱきと梱包材に包まれるピアノさん。
書類にサインをすればあっという間に手続きも終わりました。

そしてピアノさんは、
次に使ってくれる誰かのところへ
ドナドナされていきました。

20年以上一緒にいたピアノさんがいなくなってしまうのは寂しいです。
でも、ピアノとして弾いてもらえずに我が家にいるより
誰かに使ってもらえる方が絶対良い。
次に出会った人とまた音楽を楽しんでもらえることを願っています。

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