#195 愉快なsloppy person ・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月19日(月)19日目・・・5

TENEMENT MUSEUMのツアーがソウルドアウトだったため、急に予定が無くなり時間が空いたので、まだ行ってない所で今から行けそうな所、国連に行くことにした。といっても中に入る時間的余裕はないので、せめて外からでも実物を見たかったのだ。
本来なら地下鉄でササッと行くのだが、今回はバスで移動することにした。

New Yorkでバスに乗ったのは、DUMBOとRed Hookに行った時だけだ。

しかも、どちらもManhattanではなかった。これはイカン。
Manhattan内でもバスに乗らなければ。

TENEMENT MUSEUMがあるのはLower East Side。そして国連があるのはUpper East Side。恐らく地図上で真っすぐ上に上がっていくだけだ。 Manhattanの道路は碁盤の目になっているのだから、方向さえ間違わなければ国連近くまで行けるはず。

とりあえずバス停まで歩き、Upper Side方面を確認してバスを待った。
道路は混んではいたが、車は流れていて、止まってしまうほどの渋滞はしていなかった。ただ、バス停のある道路には駐車の車がズラーっと並んでいて、バスが停車できる場所はなかった。けれどもバス停には何人もの人が待っていたので、一緒に待つことにした。

しばらくしてバスが見えてきた。やっと乗れると思ったのもつかの間、
バスは停留所で止まることなく、そのまま進んでいってしまった。
ええーっ!! どうして止まらないの!? 何で行っちゃうの!? 
あっけにとられていると、何人もの待ち人たちが、バスに向かって一斉に走り出した。これは大変だっ!! 私もみんなに追いつこうと、慌てて猛ダッシュしながら、走り去るバスを追いかけた。
大勢の人がバスに向かって走るので、仕方なくバスは止まったようだ。
それも本来のバス停から数十mも先に進んだ所で。

どうやら駐車の車が並んでいてバスが停車できる場所がなかったことと、止まれる場所を探してまで停車するのが運転手にとっては面倒だったようだ。(私の勝手な想像)

車内に入ると、乗客の1人が運転手に文句を言っているようだった。
運転手が言い返したことから口論になり、英語でのドラマティックな言い争いを、こんなに間近で初めて見た。少々緊張して体が硬くなったが、珍しい光景が見られてラッキーと、不謹慎にも思ってしまった。

それにしても、バス停で客が待っているにもかかわらず、すっ飛ばしてしまう運転手のなんと大胆な行動。日本ではありえない対応に、可笑しくなって一人吹き出してしまった。
実直に対応する日本人も好きだが、Sloppy なNew Yorkerも愉快で楽しいなぁ。きっとNew Yorkerとして生活したら、ムカつくことも多いんだろうなぁと思いながら、今のところNew Yorkerにはなれない自分が残念だった。

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