#42 Union Squareのグリーンマーケット(青空市場)・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月3日(土)3日目・・・1

朝7:30。
リビングに下りると、テーブルには朝食のセッティングがされていた。
今朝はフレンチトーストだ。

2018年11月3日(土)の朝食

お隣の部屋の、若い看護師さんと一緒に食べ、食後は宿のオーナー・陽子さんと、3人でまったりとおしゃべりを楽しんだ。

携帯電話に内蔵されている機能で、マップアプリを勧められた。
昨日のアプリとは別で、これさえあれば、自分が今どこにいるかの確認が取れて便利なのだと。けれど、聞いた時はあまり使う気はなかった。
英語がわからなくても、地理を知らなくても、血の通った人間に聞き、人に教わり、自分の力で解決したかった。
数字とアルファベットと、物を差し示せる人差し指さえあれば、何とかできると思っていたからだ。
もちろんアプリは日本でも使ったことはなかった。
けれど、郷に入っては郷に従え、一通りの使い方を教わった。

3週間の行程で決まっていたのは、昨日のチェルシーと、勝手に聖地と思い込んでいる企業訪問と、11月10日にMadison Square Gardenで行われるBilly Joelのコンサートのみ。
あとは、誕生日の18日に、Empire State Buildingに上って、Times Squareに行ければいいという、アバウトなプランだった。

すると、陽子さんから、Union Square(ユニオンスクエア)のグリーンマーケット(青空市場)は、土曜日が1番賑わうとの情報を得て、早速行ってみることにした。
お隣の部屋の若い看護師さんは、これからパンケーキを食べに行く予定だが、少し時間があるとのことで、一緒に行くことになった。
昨日、たまたま宿で知り会い、今日一緒にお出かけをする。こんな非日常の一期一会も、旅の醍醐味だ。2人なら、まだまだ慣れない地下鉄と、頭に入っていない地理の不安も半減する。
New Yorkという魔法がかかった街が成した、不思議な体験。

地下鉄内でNew York談義をしているうちに、あっという間に14 Street Union Square 駅に到着した。

地上に上がると、そこはもうマーケット。
配られていた緑色の布製バッグをいただいた。

Union Squareのグリーンマーケットで、新鮮お野菜に出会えるのを楽しみにしていた。愛読書である渡辺葉さんのエッセイの中に、Union Squareのグリーンマーケットで売られている数々の品物が、どれほどに魅力的であるかが書き並べられており、15年以上も前から、Union Squareのお野菜たちに会うのを、楽しみにしていたのだ。

あいにくの曇り空で青空ではなかったけれど、たくさんのテントで様々な物が売られており、見ているだけでテンションは上がる。
日本で定番の、じゃがいも、玉ねぎ、人参はもちろん、チーズ、はちみつ、
ヨーグルト、パン、肉、魚、花など、様々なものが並んでおり、楽しい。

マーケット内を足早にぐるっと1周したところで、看護師さんが時間切れとなり、パンケーキ屋さんの予約時間が迫っているとのことで、慌ただしくお別れした。そして、1人で、もう1度ゆっくり見て回ることにした。

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