更に悩む片道切符・・・New York留学準備・・・5

飛行機のチケットを取るため、旅行会社に11:00の開店と同時に入店した。
スタッフがにこやかに出迎えてくれる。一緒に入店した他のお客さんも予約らしく、次々に席に通される。
「11時に予約しているYUKIE(※実際には名字)です」
張り切って名乗るも、スタッフの顔が曇った。瞬時に察する私。
ふーん、予約が入っていないんだね。怪訝な表情で慌てるおにいさんスタッフ。あー、幸先良くないな。ちょっとがっかり。
けれど、さすが日本の大手旅行会社だ。
おにいさんスタッフが詫びながら丁重に対応してくれた。

こちらから伝えたことは、11月18日の発着希望と、自分で調べたチケットの金額が、航空会社によって差が大きいので、考えあぐねいていること。

おにいさんスタッフに調べていただいた結果、自分で調べた金額とほぼ同じだった。
第一希望のA社は、やはり900,000円近かった。
第二希望B社は353,430円。
どちらも日本の航空会社で直行便。日本語が通じるし、よほど大きなトラブルが起きない限り、問題なく11月18日に発着できて、Happy Birthday to meができる。
第三希望のC社は、乗り継ぎ台湾経由で172,150円。設立以来30年以上、重大事故を起こしていない海外航空会社。

この時点で、第一希望は選択肢から外れたので、
第二希望B社353,430円か、第三希望C社172,150円で迷った。

ふと、第三希望の日程表を見ると、台湾での乗り継ぎの際、空港が別になっていた。乗り継ぎ時間は4時間15分あるのだが、到着して荷物を受け取り、電車移動で別空港に行き、チェックインをしなければならない。
よほど慣れているならいいが、初めての国で言葉が通じなければ恐らく間に合わないと、おにいさんスタッフに言われた。

残るは第二希望B社。日本の航空会社で直行便。日本語が通じて、大きなトラブルが起きない限り、問題なく11月18日に発着できて、Happy Birthday to meができる。だが、353,430円は高すぎて厳しい。片道なのに6年前の往復の倍以上、しかも他に半分以下で行ける便があると分かっているのに。

おにいさんスタッフに聞いてみた。
「11月18日には拘りたいが、妥協して17日出発や、19日到着なら値段を下げられますか?」
すると、海外航空会社D社を提案された。
11月17日の夜に日本を発って、ホノルル乗り継ぎで11月18日の早朝、JFK到着の便164,400円。 

想定外の海外航空会社、想定外の乗り継ぎ、想定外の11月17日出発、想定外の11月18日に発着し日米両国でのHappy Birthday to meができない事態。

さあ、どうするYUKIE。
カウンターで2枚の日程表に記載された金額を、
じーーーーーっと見比べながら悩み迷った。 

左B社 右D社

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