心がチクチク痛む、泣きながらの断捨離・・・New York留学準備・・・57

渡米を決めてから、時間を見つけては少しずつ断捨離を始めた。
引っ越しではなく退去なので、この先使う〝かも〟しれない物は、
新品でも思い切って処分することにしている。
前回捨てることを思い留まった物でも、次回は勇気を出して捨てるなどして、回を重ねるごとに、少しずつ少しずつ物を減らしていく。

本来は、日常生活では必要はないが捨てられない大事な物は、実家に置くつもりでいたのだが、諸事情でできなくなり、捨てることを思い留まる余裕がなくなってしまった。
そうなると、捨てられないものが次々に出てきて困り果てた。
書き続けたwriterとしての記事や書籍の数々は、
楽しみながら必死に頑張った証である。
生きる活力である推しのCDやDVDは、サブスク配信がされていないので、
余計に大切だ。
その他、人生の転機となったり、心が揺り動かされた大切な書籍や手紙、
CDやDVD、漫画や写真(アルバム等)の数々は、60年も生きていれば、
それなりの数である。
それでも、1冊、1通、1枚と処分をしていく毎に、思い出を捨て去り、
時には自分や関わってくれた人たちの人生が、帳消しになってしまうようで、心が痛む。チクチクする。切なくなって泣きながらの断捨離である。
それでも手放せない物をどうするか、考えあぐねいている。

半泣き状態で心をチクチクさせながら断捨離をしているのだが、
身心を軽くするために、本当に大切な物だけを持って行けと言う事なのかもしれない。
長期滞在(希望)なので、その覚悟をもって日本を離れられるのかどうか、
試されている気がする。

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