#178 帰ってきた~・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月17日(土) 17日目・・・7

Empire State Building で2時間ほど摩天楼の夜景を楽しんで、階段で80階まで降り、エレベーターで地上に降りてきた。
途中のお土産コーナーで見た、EmpireモチーフのTシャツが、キラキラしておしゃれだった。外で着るにはあまりにベタで恥ずかしいが、インテリアとして飾るなら素敵だ。

Empireを出て地下鉄に乗ろうと歩いた。
夜になり店舗に明かりが灯ると、そこが飲食店なのだとすぐに分かる。
どの店も人でごった返しており、いつか本物のNew Yorkerになったら、こんなふうに友人New Yorkerと楽しく食事がしたいなぁと恨めしく思いながら、どうかその日が来ますようにと祈った。

宿があるAtlantics Avenue - Barclays Center stationは、たくさんの路線が乗り入れており、ありがたすぎるほど便利な駅で、さらにAtlantics Avenue - Barclays Center stationとは別に、近くにC(A)lineのLafayette Avenue Station、 GlineのFulton street Stationがあるので、Manhattanのどこにいても、近くの地下鉄駅から乗って帰ってくることができるのだ。

Empireから歩いていると、Qlineの34Street-Herald Square駅に出くわした。

早速乗り込んだのだが、生憎旧型車両で、車内に電光掲示板がなく、アナウンスも聞き取れず、今、自分がどこを通っていて、どこに向かっているのかわからず、不安になってきた。
冷静に考えれば、Manhattanの真ん中からDowwntownの地下鉄に乗れば、
黙ってても下ってBrooklynに行くのだが、到着する駅が、駅名を把握できないまま次へ次へと進んで行ってしまうので、焦る。しかも嘘つきナビが全く役に立たず、しばらく進んだところで、どこに連れていかれてしまうんだろうと思ったら怖くなって降りてしまった。
そこはCortlandt Street駅。

調べてみると、Wall Streetの近くで、まだManhattan内にいて、BROOKLYN BRIDGEも渡っていなかった。よし、間違っていない。今度来たQlineに乗れば、間違いなくAtlantics Avenue - Barclays Center stationに連れて行ってくれるだろう。どんな駅なのか、地上には何があるのかさっぱりわからず、Cortlandt Street駅のホームでQlineを待つ。そして無事にAtlantics Avenue - Barclays Center stationに到着。
やはり行き過ぎて戻るより、不安になったらすぐ降りて、落ち着いて自分の居場所を確認するに限る。
何度乗っても中々完璧に行き来ができない地下鉄だが、すでにAtlantics Avenue - Barclays Center stationに着くと、〝ああ~帰ってきた~〟という気分になる。
本当に心の底から、このままここに住み続けたいと強く強く思った。

晩御飯用にいつものベンダーでエンパナーダを買った。

今日は初めて、
「Hi! I’d like one empanada.Chicken and spinach」
とドキドキしながら言ってみた。おじさんは少し微笑みながらうなずくと、私のドキドキが収まらないうちにすぐに手渡してくれた。
超ド短期とはいえ、せっかく授業料を払って英会話スクールに行っているのだし、エリザベス先生が丁寧に教えてくれているのだから〝I’d like〟も、ちゃんと使わなきゃ。

難なく買えたエンパナーダを持って、近所のスーパーmr.mangoへ。
レジのおにいさんに、
「China?」
と聞かれたので、自信をもって
「Japan」
と答えた。おにいさん店員が納得したようにうなずいたので、私の「Japan」が通じたのだとわかり、嬉しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?