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中学生の頃の言葉遣い

中学生の頃はカッコイイものに憧れた。
悪ぶった口調もその一つ。ツンと斜め上を向いていた。

ある日、仲の良いおっとりとした友達が私に言った。

「ゆきどっぐって悪ぶった話し方するけど、”お薬”とか”お味噌汁”とか、ちゃんと”お”をつけて話すよね」

ふふふ、と笑う彼女に、わたしは一気に顔が熱くなっていった。

ななななんて恥ずかしいんだ!!
どういうことだ!

一日中、彼女の言葉はわたしの頭の中をぐわんぐわんと駆け巡った。
上っ面だけ繕っても、体の隅々に蓄積された自分の時間を感じる。

次の日からわたしの悪ぶった口調は、減っていった。

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