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好きな人のキラキラした顔が1番好き②

※これはThe Songbards presents「ミックステープVol.12」の感想と備忘録です

さて、待ち望んだライブ当日。
8月最終日の東京は思った以上に蒸し暑く、まだまだ夏真っ盛りだった。

01.小山田さん

期待と緊張を感じながらいよいよ迎えた開演時間。小山田さんはスタッフかのようにぬるっとステージ上に現れた。なんでも弦を張り替えたばかりだとチューニングが狂いやすいため、弦を一旦伸ばしたいとのこと。オンかオフか分からずチラ見するのみだったが、きっとそんなことは気にしなくてよかったんだろう。

・青い空
・Sunrise & Sunset
・everything is my guitar
皓平さんに「andymoriが好きなんです」と声を掛けられたから、と久々にセトリ入りした(らしい)曲でスタート。
andymori(アルバム)の曲が聴けて、特にeverything is my guitarなんてThe Songbardsに向けて歌ってるんじゃないかと思えて、嬉しくてボロボロ泣いた。

everything is my guitar
物語が始まるかも知れないんだよ

everything is my guitar

驚いたのは、そんな私に小山田さんはしっかり目を合わせて歌ってくれたのだ。ライブ中に「アーティスト対自分」と感じることはあっても、ここまでしっかり自分に向けて歌ってくれていると思うことはなかった。目が合うというだけではない、表現力が高いというだけでもない、これが"小山田壮平"か…といったところか。

・雨の散歩道
・夕暮れのハイ
・アルティッチョの夜
続いてソロ名義の3曲、このアルティッチョの夜が衝撃で、歌にも演奏にも圧倒された。その純粋なパワーと共に歌詞が直接私の中に入ってくるような不思議な感覚を覚えた。

「くそ酔っ払いの歌なんですけどね」と本人は言っていたが、「このまま舟を漕いで行きたい」と同時に「素敵な恋も連れて行きたい」と思えるのは、どれだけ酔っていたとしても素敵な人じゃなかろうか。幸せな状態で泥酔しないとこうは思えない。「じゅんや」さんの飲み方からしてもいい夜(あるいは明け方)の曲だと思う。

・ベースマン
2年前の柴田さんの誕生日に皓平さんがプレゼントとして弾き語りしていたベースマンを聴いて以来、この曲が大好きな私。
ライブで聴けたらいいなとは思っていたが、まさか本当に聴けるとは。
ただ、柴田さんの脱退をまだ寂しく思っている私にとってはヘビーな選曲でもあり、放心状態になった。その場にへたり込まなかったことを褒めて欲しいとも思う。

・君に届かないメッセージ
・ローヌの岸辺
・投げKISSをあげるよ
…終わってしまった。
充実感と喪失感。持ち時間にして1時間も無いライブだったが、ここから少しの記憶も取りこぼしたくない、一生今日という日を抱えていたい、そう強く思った。

というかソングバーズはこのライブを見て泣きそうになったり逆に昂ったりして調子狂っていないだろうか、といらぬ心配をする1人の女。いや本当に申し訳なかった。

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